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マティス展のガイドとポイントを解説【東京都美術館】

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2023年4月27日~8月20日まで
東京都美術館で開催中の
「マティス展」
行ってきました。

そこでこの記事では
マティス展の概要や
押さえておきたいポイントを
解説していきます。

記事内の掲載作品

展覧会にきていない作品もあります




マティス展の概要

 

exhibition flyer
引用:展覧会チラシ
概要

特別展
マティス展
Henri Matisse: The Path to Color
場所
東京都美術館
期間
2023年4月27日~8月20日
休室日
月曜日、7月18日(火)
※ただし、7月17日(月・祝)、
8月14日(月)は開室
開室時間
9:30~17:30
(金曜日は20:00まで)
(入室は閉室30分前まで)

 

観覧料金は以下の通りです↓

  • 一般 2200円
  • 大学生・専門学校生 1300円
  • 65歳以上 1500円
  • 平日限定音声ガイドセット券 2750円
  • 平日限定ペア券(枚数限定) 4000円

また、当展覧会は
日時指定予約制になっています。

詳しくはコチラ(公式サイト)

作品リストはコチラ(PDF)

写真撮影について

 

第4章~6章のみ
撮影可能です。

作品の一部はコチラ↓
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音声ガイドについて

 

本展の音声ガイドは
女優の上白石萌歌さんが担当しています。

料金は650円です。

SNSについて

 

【公式】マティス展
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マティスについて

 

Henri Matisse

アンリ・マティス(1869~1954)は
フランスの画家で、フォーヴィスムの
リーダー的存在です。

フォーヴィスムとは20世紀初頭に起きた
絵画運動を指します。

フォーヴィスムの活動自体は
わずか数年で終わりますが、
マティスはその後も色や造形を
探求し続け、20世紀を代表する
芸術家の1人とされています。

押さえておきたいポイント

 

dreams
「夢」1935年

ここからはマティス展を
より楽しむためのポイントを
解説していきます。

  1. フォーヴィスムとは
  2. 色と造形の探求
  3. マティスと切り絵

この3つの視点から
マティスを見ていきます。

フォーヴィスムとは?

 

緑の筋のあるマティス夫人の肖像
「緑の筋のあるマティス夫人の肖像 」1905年

フォーヴィスムは1905年から
わずか3年だけ興った絵画運動です。

パリで行われた展覧会で、
マティスらの作品をみた批評家が
まるでフォーヴ(野獣)の檻の中にいるようだ
と評したことが発端でした。

 

赤のハーモニー
「赤のハーモニー」1908年

フォーヴィスムの特徴は
心が感じる色彩を表現したこと。

ルネサンスのような
それまでの西洋絵画では、
形態に合うように色が決められるのが
普通でした。

しかしフォーヴィスムの画家たちは
形態ではなく色が中心であり、
色を芸術家の感覚を表現するための
道具として自由に使いました。

 

フォーヴィスムを解説

色と造形の探求

 

Self-portrait with a pipe
「パイプをくわえた自画像」1919年

フォーヴィスムとしての活動後も、
マティスは色と形態を探求し続けます。

彼の作った作品は絵画に留まらず、
彫刻や版画など多岐に渡ります。

 

Odalisque with red culottes
「赤いキュロットのオダリスク」1921年

撮影可能な第4章では、
1920年代にマティスの重要なモチーフだった
オダリスクをテーマにした作品などが
展示されています。

オダリスク

イスラムのスルタンに仕える女性のこと

 

big red room
「赤の大きな室内」1948年

第6章では色彩に満ちたアトリエを
テーマにした大画面の作品や、
マティスが装丁を手がけた美術文芸誌
「ヴェルヴ」などが展示されています。

 

art and literature magazine velve
「芸術・文学雑誌ヴェルヴ」

マティスと切り絵

 

nude with orange
引用:マティス展

色と造形を探求し続けるマティスは、
ある時期から切り絵を制作し始めます。

もとは習作のための手段だったのですが、
1940年代からはそれだけに留まらない
非常に重要な要素になります。

マティスにとってはさみは
鉛筆以上の存在となったのです。

 

Madonna and Child
引用:マティス展

終盤は南仏ヴァンスの
ロザリオ礼拝堂の内装に関する作品が
展示されています。

この章は撮影が禁止されているので
画像がないのですが、
個人的に1番印象に残った展示でした。

 

DIC川村記念美術館で開催している
「芸術家たちの南仏」にも同様のテーマの
作品がいくつか展示されていました。

ご興味ある方はそちらの方もオススメです!

 

芸術家たちの南仏を解説
(DIC川村記念美術館で6/18まで開催中)

まとめ

 

exhibition flyer
まとめ

色と造形を探求し続けたマティス

フォーヴィスムの特徴は心が感じる色彩

晩年はロザリオ礼拝堂の内装に携わった

ご興味ある方は是非行ってみて下さい!

最後に概要をもう1度↓

概要

特別展
マティス展
Henri Matisse: The Path to Color
場所
東京都美術館
期間
2023年4月27日~8月20日
休室日
月曜日、7月18日(火)
※ただし、7月17日(月・祝)、
8月14日(月)は開室
開室時間
9:30~17:30
(金曜日は20:00まで)
(入室は閉室30分前まで)