この記事では今を生きる
アーティストの方に着目し、
インタビューさせて頂いた
内容を記していきます。
作品に込められた意図などを
解説するのではなく、
アーティストの方の生い立ちや
考え方を紹介していくものです。
第4回目は
アーティストの或馬次郎さんです。
気になった方は是非応援、
SNSのフォローをお願い致します。
記事内の画像は全て掲載許可を頂いています
或馬次郎とは?
![](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/10/img1-247x300.png)
- アーティスト名:或馬次郎
- 年齢(インタビュー時):52歳
- 出身:神奈川県 鎌倉
- 主に制作しているもの:水彩画
インタビューに至るまで
![](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/10/img2-300x246.png)
以前からSNSでフォローさせて頂いていた
アーティスト様でしたが、
くらげさんのお知り合いであることが判明。
それを機にインタビューにも
応じて頂けることになりました。
或馬次郎さんのInstagram↓
この投稿をInstagramで見る
或馬次郎さんの作品
![](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/11/img3-300x237.png)
現在は水彩を中心に
絵を手掛けている或馬さん。
メッセージ性が強く、
ときには文字ともなって
描かれている作風が特徴的です。
![](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/11/img4-1-300x248.png)
或馬さんはインタビューで
「絵とは愛情表現です」
と答えて下さり、
「暴拳はあるけど暴画はない。
絵で相手を痛めつけることはできない」
「描いている途中で許してしまう」
と話して下さいました。
![](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/11/img5-241x300.png)
或馬次郎さんの生い立ち
![](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/11/temple-3666919_640-1-300x200.jpg)
「絵を描くのは好きでしたが、
美術は難しいものだと思ってました」
鎌倉で生まれた或馬さんは
母親が画家だったこともあり、
小さな頃からまわりに美術の多い環境
だったといいます。
そんな或馬少年は絵を描くのが
とても好きでしたが、
当時から美術の難しさも感じていたそうです。
![](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/11/window-770535_640-1-300x200.jpg)
高校2年生の時、
或馬さんは進路に悩みます。
世はちょうどバブル真っ只中。
普通に就職して出世コースを選ぶか、
好きな絵の道を選ぶか…
悩んだ末に、
或馬さんはマイノリティである
絵の道に進むことを決めました。
![](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/11/depression-2912404_640-1-300x199.jpg)
しかし絵の道も不安が大きいものです。
就職するとは違う道を選んだ後も
さまざまな苦悩が或馬さんを襲いました。
「罪悪感を感じた」
「自分を保てなくなった」
と当時の心境を赤裸々に話してくれました。
その後或馬さんは美術とは関係のない、
大学の社会学部に入学。
在学中も絵は描いていましたが、
恥ずかしくて作品を発表することは
なかったそうです。
卒業後は絵と関係のない仕事で
フリーターや正社員を経験。
しかしそこでパワハラを受けたり、
激務によってメンタルを壊してしまいます。
![](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/11/home-office-1207834_640-1-300x200.jpg)
引きこもりがちになった或馬さんの
転機となったのがHPのイラスト制作でした。
カエルの飼育ブログのような
HPにカエルのイラストを描き、
そのイラストが大好評。
或馬さんはその時の心境を
このように話してくれました。
評価を考えずにただ描いたのが楽しかった。
評価をもらえるのはもちろん嬉しいが、
考えずに描くというのが楽しい
![](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/11/img6-240x300.png)
HPのイラスト制作を気に、
少しずつアートの仕事を
受けるようになった或馬さん。
現在は仕事のかたわら絵を描いており、
Instagramで作品を発表するなど
平穏な毎日を送っています。
芸術ってわからない
![](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/11/img7-300x271.png)
インタビューで「芸術とは」という話になり、
或馬さんは以下のように話してくれました。
- 芸術ってわからない
- 不思議に思う
- ピカソは苦手です
また、こうも話して下さいました。
僕の絵は(文字が書かれたり)
芸術じゃないと
言われるかもしれません。
でも僕は芸術・アートを
再構築したいんです。0から作りたい。
芸術ってこうでしょ?みたいなものを
取っ払いたい
紆余曲折があっての今。
これからも或馬さんに注目したいです。
最後に
![](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/10/img1-247x300.png)
インタビューに協力して下さった
或馬さんに厚く御礼申し上げます。
或馬さんはアートを続ける理由について
(人々に)余裕とうるおいを与えたい
と話して下さいました。
好きなことに向き合い続ける難しさを
知っている或馬さんだからこその
優しさだと感じました。
最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。
或馬さんのInstagramはコチラ