絵画の値段はおかしい!?世界で最も高い絵ランキング

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記事の要約
  1. モナ・リザが最も高い(推定)
  2. 市場での最高額は約508億
    →2005年に真作だと判明
  3. サルバドール・ムンディ
    →ダヴィンチ作品唯一の個人所蔵

 

私たちが知っている有名な絵画の
ほとんどは美術館に所蔵されています。

美術館に所蔵されている作品は
滅多に市場に出てくることはないので、
それらの正確な価値はわかりません。

一方で市場に出てきた作品の多くは
オークションによって値段が決定します。

そこでこの記事では、
高額な絵画をランキング方式で発表します。




世界で最も高い絵ランキング

 

世界で最も有名な絵画である
モナ・リザは2020年の査定によると
最低でも約8億6000万ドルになると
推定されています。

日本円にして約1155億円為替によって変動です。

ですのでモナ・リザが
最も価値の高い絵画になります。

しかしモナ・リザはルーブル美術館に
所蔵されているもので、
実際に市場で売買されてはいません。

ここからは実際に値段がついて、
売買されたものをランキングしていきます。
(為替レートの変動などで若干の順位変動有)

 

アートの価値・値段はどのように決まる?

第5位 Number 17A 約200億

 

Number 17A
Number 17A

「Number 17A」は1948年に
アメリカのジャクソン・ポロックによって
制作された作品です。

ポロックはアメリカで抽象表現主義
呼ばれるムーブメントを牽引した人物で、
アクション・ペインティングという
独自のスタイルを展開しました。

 

ジャクソン・ポロック
ジャクソン・ポロック

この作品は2015年に
ヘッドファンドマネージャーの
ケネス・グリフィン氏が約200億円
購入しています。

抽象表現主義とは?特徴や代表作を解説

 

Number 17A
  • 価格
    約200億円
  • 作品名
    Number 17A
  • 制作者
    ジャクソン・ポロック
  • 制作年
    1948年
  • 売買日
    2015年9月
  • 購入者
    ケネス・グリフィン

第4位 いつ結婚するの? 約300億

 

when are you getting married
いつ結婚するの

「いつ結婚するの」は1892年に
フランスの画家ゴーギャンによって
制作されました。

文明を嫌って南太平洋のタヒチに
移り住んだゴーギャンは
素朴で原始的な生活をテーマにした
作品を数多く残しています。

 

Gauguin
ゴーギャン

この作品は2014年に
カタールの王女が約300億円
購入しています。

ポスト印象派とは?特徴・代表作を解説

 

いつ結婚するの
  • 価格
    約300億円
  • 作品名
    いつ結婚するの
  • 制作者
    ポール・ゴーギャン
  • 制作年
    1892年
  • 売買日
    2014年9月
  • 購入者
    カタールの王女

第3位 カード遊びをする人々 約300億

 

people playing cards
カード遊びをする人々

「カード遊びをする人々」は1893年に
フランスのポール・セザンヌによって
制作されました。

近代絵画の父とも呼ばれるセザンヌの
晩年のシリーズ作品です。

 

Paul Cezanne
ポール・セザンヌ

この作品は2011年に
カタールの王族が約300億円
購入しています。

また、カード遊びをする人々は
シリーズもので全5作品あり、
その内4点はメトロポリタン美術館、
オルセー美術館、コートールド・ギャラリー、
バーンズ・コレクションがそれぞれ
所蔵しています。

 

カード遊びをする人々
  • 価格
    約300億円
  • 作品名
    カード遊びをする人々
  • 制作者
    ポール・セザンヌ
  • 制作年
    1892~1893年
  • 売買日
    2011年4月
  • 購入者
    カタールの王族

第2位 インターチェンジ 約305億

 

interchange
インターチェンジ

「インターチェンジ」はアメリカの画家
ウィリアム・デ・クーニングによって
1955年に制作されました。

クーリングもポロック同様、
アクション・ペインティングによる
作品を制作した人物です。

 

willem de kooning
ウィレム・デ・クーニング

この作品も2015年にアメリカの
ケネス・グリフィン氏によって
購入されています。

価格は約305億円です。

 

インターチェンジ
  • 価格
    約305億円
  • 作品名
    インターチェンジ
  • 制作者
    ウィレム・デ・クーニング
  • 制作年
    1955年
  • 売買日
    2015年9月
  • 購入者
    ケネス・グリフィン

第1位 サルヴァトール・ムンディ 約508億

 

Salvator Mundi
サルバトール・ムンディ

「サルヴァトール・ムンディ」
レオナルド・ダ・ヴィンチが1500年頃に
制作されたものといわれています。

イエス・キリストの肖像が描かれたもので
男性版モナリザと呼ばれることもあります。

 

leonardo da vinci
レオナルド・ダ・ヴィンチ

当初はダ・ヴィンチの作品ではなく、
弟子の作品だと多くの専門家たちに
よって鑑定されていました。

ところが2005年に最新のテクノロジーを
利用してようやく真作であることが判明。

修復を経て、2011年に
ロンドンのナショナル・ギャラリーで
初めて展示され話題となりました。

この作品は2017年に
サウジアラビアの皇太子により
約508億円で購入されています。

この作品は市場に出たものの中で
最も高い価格をつけた作品であると共に、
ダヴィンチの作品で唯一の
個人所蔵の作品となりました。

盛期ルネサンスとは?特徴や代表作を解説

 

サルバトール・ムンディ
  • 価格
    約508億円
  • 作品名
    サルバトール・ムンディ
  • 制作者
    レオナルド・ダ・ヴィンチ
  • 制作年
    1500年
  • 売買日
    2017年11月
  • 購入者
    サウジアラビアの皇太子

まとめ

 

まとめ

✓最も価値の高い作品はモナ・リザ

✓市場に出た中で最も高いのは
「サルバトール・ムンディ」

✓サルバトール・ムンディは
ダヴィンチ作品唯一の個人所蔵

世界で最も高い絵ランキングは
いかがでしたでしょうか?

浮世離れした話ではありますが、
アートにはそれだけ大きな力を
持っている証明にも感じますね。

 

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