ジョルジュ・ルオー展のガイドとポイントを解説【Panasonic汐留美術館】

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2023年4月8日~6月25日まで
Panasonic汐留美術館で開催中の
「ジョルジュ・ルオー展」
行ってきました。

そこでこの記事では
ジョルジュ・ルオー展の概要や
押さえておきたいポイントを
解説していきます。




ジョルジュ・ルオー展の概要

 

museum flyer
引用:展覧会チラシ
概要

特別展
ジョルジュ・ルオー
かたち、色、ハーモニー
場所
Panasonic汐留美術館
期間
2023年4月8日~6月25日
休室日
水曜日
(6月21日は開館)
開室時間
10:00~18:00
(入館は17:30まで)

 

観覧料金は以下の通りです↓

  • 一般 1200円
  • 大学生・高校生 700円
  • 65歳以上 1100円
  • 中学生以下 無料
  • 障がい者手帳ご提示の方 無料

更に、コチラのページを提示すれば
HP割引で-100円になります。

また、当展覧会は
週末のみ日時指定予約制になっています。
平日は予約不要です。

詳しくはコチラ(公式サイト)

作品リストはコチラ(PDF)

写真撮影について

 

最後の第5章の絵画のみ
撮影可能です。

作品の一部はコチラ↓
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音声ガイドについて

 

本展は音声ガイドがありません。

SNSについて

 

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ジョルジュ・ルオーについて

 

George Rouault

ジョルジュ・ルオー(1871~1958)は
フランスの画家で、フォーヴィスムの
リーダーであるアンリ・マティスと
パリの美術学校で同期でした。

そこからルオーもフォーヴィスムの
画家に分類されることがありますが、
本人としては画壇や流派に拘らず、
自己の芸術を探求したそうです。

 

Gustave Moreau
ギュスターヴ・モロー

マティスとルオーは美術学校で象徴主義の
画家であるモローに指導を受けます。

全く異なる性質をもつ2人でしたが、
モローは自身の価値観を押し付けず、
2人の個性と才能を巧みに引き出しました。

 

Orpheus
モロー「オルフェウス」

ルオーはモローへの敬愛の念が篤く、
1903年にはモローの旧居を開放した
ギュスターヴ・モロー美術館の
初代館長となっています。

そんなわけで、
同時期開催のマティス展と本展を
見比べても楽しいですよ。

 

象徴主義の特徴や代表作を解説

フォーヴィスムを解説

マティス展のガイドとポイントを解説

押さえておきたいポイント

 

cute witch girl
かわいい魔術使いの女

ここからはルオー展を
より楽しむためのポイントを
解説していきます。

  1. 古典絵画の研究とサロンへの挑戦
  2. 生涯繰り返したテーマ
  3. 骨太の輪郭線と鮮やかな色彩

この3つの視点から
ルオーを見ていきます。

古典絵画の研究とサロンへの挑戦

 

本展は5つの章に分かれています。

  1. 国立美術学校時代の作品
  2. 裸婦と水浴図
  3. サーカスと裁判官
  4. 二つの戦争
  5. 旅路の果て

ルオーの生涯や作品の変遷が
わかりやすく展示されています。

 

self-portrait
「自画像」引用:Panasonic汐留美術館

最初の章は美術学校時代。

古典的な宗教画などに加え、
師であるモローの作品も
展示されていました。

ルオーがモローから受け継いだものを
感じ取っていきます。

サーカスと裁判官

 

Pulcinella
「プルチネルラ」引用:Panasonic汐留美術館

ルオーは宗教画の他に、
生涯繰り返し描いたテーマがあります。

サーカスや裁判官、娼婦などです。

これらは社会批判やモラルを
意識していると解釈されています。

骨太の輪郭線と鮮やかな色彩

 

suffering
受難(エッケ・ホモ)

ルオーは14歳でエミール・イルシュという
ステンドグラス職人に弟子入りしています。

後年はその影響から
黒く骨太に描かれた輪郭線
特徴的です。

 

Kumae shrine maiden
「クマエの巫女」

1930年頃からは明るい色彩と
柔らかくて安定感のある
フォルムが強くなっていき、
晩年は本展のキーワードでもある
かたちと色でハーモニーを奏でる
油彩画が数多く生まれました。

まとめ

 

museum flyer
まとめ

マティスと同期であり、
同じ師をもつルオー

黒く骨太に描かれた輪郭線が
特徴の1つ

晩年はかたちと色でハーモニーを
奏でる油絵が多数

ご興味ある方は是非行ってみて下さい!

最後に概要をもう1度↓

概要

特別展
ジョルジュ・ルオー
かたち、色、ハーモニー
場所
Panasonic汐留美術館
期間
2023年4月8日~6月25日
休室日
水曜日
(6月21日は開館)
開室時間
10:00~18:00
(入館は17:30まで)