2023年4月27日~8月20日まで
東京都美術館で開催中の
「マティス展」に
行ってきました。
そこでこの記事では
マティス展の概要や
押さえておきたいポイントを
解説していきます。
目次
マティス展の概要
![exhibition flyer](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/05/グラフィックス1-1-213x300.png)
特別展
マティス展
Henri Matisse: The Path to Color
場所
東京都美術館
期間
2023年4月27日~8月20日
休室日
月曜日、7月18日(火)
※ただし、7月17日(月・祝)、
8月14日(月)は開室
開室時間
9:30~17:30
(金曜日は20:00まで)
(入室は閉室30分前まで)
観覧料金は以下の通りです↓
- 一般 2200円
- 大学生・専門学校生 1300円
- 65歳以上 1500円
- 平日限定音声ガイドセット券 2750円
- 平日限定ペア券(枚数限定) 4000円
また、当展覧会は
日時指定予約制になっています。
詳しくはコチラ(公式サイト)
作品リストはコチラ(PDF)
写真撮影について
![](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/05/IMG_4225-225x300.jpg)
第4章~6章のみ
撮影可能です。
作品の一部はコチラ↓
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音声ガイドについて
本展の音声ガイドは
女優の上白石萌歌さんが担当しています。
料金は650円です。
SNSについて
【公式】マティス展
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マティスについて
![Henri Matisse](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2022/07/404px-Henri_Matisse_1913_photograph_by_Alvin_Langdon_Coburn-1-253x300.jpg)
アンリ・マティス(1869~1954)は
フランスの画家で、フォーヴィスムの
リーダー的存在です。
フォーヴィスムとは20世紀初頭に起きた
絵画運動を指します。
フォーヴィスムの活動自体は
わずか数年で終わりますが、
マティスはその後も色や造形を
探求し続け、20世紀を代表する
芸術家の1人とされています。
押さえておきたいポイント
![dreams](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/05/IMG_4239-225x300.jpg)
ここからはマティス展を
より楽しむためのポイントを
解説していきます。
- フォーヴィスムとは
- 色と造形の探求
- マティスと切り絵
この3つの視点から
マティスを見ていきます。
フォーヴィスムとは?
![緑の筋のあるマティス夫人の肖像](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2022/07/1505205715-240x300.jpg)
フォーヴィスムは1905年から
わずか3年だけ興った絵画運動です。
パリで行われた展覧会で、
マティスらの作品をみた批評家が
まるでフォーヴ(野獣)の檻の中にいるようだ
と評したことが発端でした。
![赤のハーモニー](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2022/07/Matisse-The-Dessert-Harmony-in-Red-Henri-1908-fast-1-300x247.jpg)
フォーヴィスムの特徴は
心が感じる色彩を表現したこと。
ルネサンスのような
それまでの西洋絵画では、
形態に合うように色が決められるのが
普通でした。
しかしフォーヴィスムの画家たちは
形態ではなく色が中心であり、
色を芸術家の感覚を表現するための
道具として自由に使いました。
色と造形の探求
![Self-portrait with a pipe](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/05/IMG_4233-225x300.jpg)
フォーヴィスムとしての活動後も、
マティスは色と形態を探求し続けます。
彼の作った作品は絵画に留まらず、
彫刻や版画など多岐に渡ります。
![Odalisque with red culottes](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/05/IMG_4235-225x300.jpg)
撮影可能な第4章では、
1920年代にマティスの重要なモチーフだった
オダリスクをテーマにした作品などが
展示されています。
イスラムのスルタンに仕える女性のこと
![big red room](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/05/IMG_4245-225x300.jpg)
第6章では色彩に満ちたアトリエを
テーマにした大画面の作品や、
マティスが装丁を手がけた美術文芸誌
「ヴェルヴ」などが展示されています。
![art and literature magazine velve](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/05/IMG_4247-225x300.jpg)
マティスと切り絵
![nude with orange](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/05/グラフィックス2-1-210x300.png)
色と造形を探求し続けるマティスは、
ある時期から切り絵を制作し始めます。
もとは習作のための手段だったのですが、
1940年代からはそれだけに留まらない
非常に重要な要素になります。
マティスにとってはさみは
鉛筆以上の存在となったのです。
![Madonna and Child](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/05/グラフィックス3-1-300x298.png)
終盤は南仏ヴァンスの
ロザリオ礼拝堂の内装に関する作品が
展示されています。
この章は撮影が禁止されているので
画像がないのですが、
個人的に1番印象に残った展示でした。
![](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/04/グラフィックス1-1-1-214x300.png)
DIC川村記念美術館で開催している
「芸術家たちの南仏」にも同様のテーマの
作品がいくつか展示されていました。
ご興味ある方はそちらの方もオススメです!
芸術家たちの南仏を解説
(DIC川村記念美術館で6/18まで開催中)
まとめ
![exhibition flyer](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2023/05/グラフィックス1-1-213x300.png)
✓色と造形を探求し続けたマティス
✓フォーヴィスムの特徴は心が感じる色彩
✓晩年はロザリオ礼拝堂の内装に携わった
ご興味ある方は是非行ってみて下さい!
最後に概要をもう1度↓
特別展
マティス展
Henri Matisse: The Path to Color
場所
東京都美術館
期間
2023年4月27日~8月20日
休室日
月曜日、7月18日(火)
※ただし、7月17日(月・祝)、
8月14日(月)は開室
開室時間
9:30~17:30
(金曜日は20:00まで)
(入室は閉室30分前まで)
展覧会にきていない作品もあります