芸術家に男性が多いのはなぜか/女性芸術家はなぜ少ないのか?

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記事の要約

☑芸術家は男性が多い

☑女性は芸術家になりにくかった

☑社会通念などの理由もあった


 

歴史を遡っていくと、
芸術家の大半は男性であること
に気付きます。

現代に近づくにつれ女性芸術家も
増えてきますが、それでも
芸術家の多くは男性です。

これにはなにか理由が
あるのでしょうか?

さまざまな角度からその原因を
探ってみましたので、いくつかご紹介します。





芸術家に男が多い理由

 

芸術家

古くから女性も美術製作に
携わってきました。
しかし、個人で名を残した
女性芸術家となるとかなり少ないです。

その理由は男女の特性
価値観の違いが考えられます。
また、女性が芸術方面に参入
しにくい社会的な壁もありました。

ここから詳しくみていきます。

修行のハードルが高い

 

ルネサンス期の当時、
画家になるには幼少期から
先輩画家と寝食を共にして
修行する必要がありました。
また、人体解剖を行ってヌードの勉強を
する必要もありました。

当時は女性が同性のヌードを見たり
描くのは禁じられていた時代でもあります。

よって、女性には大変ハードルの高い
修行だったことが考えられます。

17世紀にはフランスで
絵画彫刻アカデミーが誕生しますが、
その際にも、女性はヌードを勉強することが
禁じられているからという理由で
入会を拒否されていました。

美の対象の違い

 

昔の画家は美を表現することが
仕事でもありました。
そのため画家は人体描写を学び、
ときに対象を理想化してまで
美しく描くこともありました。

実は対象を美しく描く行為こそ
男性的であるとも考えられます。
なぜなら当時の女性にとって美とは
自分自身に向けるものだった
からです。

女性は美を自分に投影させ、
化粧や服装、装飾品で自らを
美しくしました。

一方の男性はというと
作品こそ美しく仕上げますが、
アトリエ内や自分の身なりは
粗末であったことが少なくありません。

このような美を向ける対象の違い
要因の1つと考えられます。

名前に関する伝統

 

キリスト教

女性は結婚すると男性の性に
変更するという伝統がありました。

すると結婚前の女性芸術家が作品に
サインを残していたとしても、
追跡研究することが難しくなります。

また、悪意のある売り手はサインを
改変してしまうこともあったそうです。

このような理由は、
女性芸術家の名前を残しにくくした
原因となりました。

男性の特性

 

脳科学的には、
男性の方が空間認知能力が長けていて
ある対象を描き出すという点では
男性の方が得意といえるかもしれません。

現代になるにつれアートの表現は
自由で多種多様になりましたが、
昔の芸術はそのほとんどが
対象をリアルに描くことが重要視
されていました。

ですので昔の方が、
芸術家になるには男性が有利だったと
いえるかもしれません。

歴史を切り取るとみえてくる

 

ここまでいくつか
女性芸術家が少ない理由を
あげてきました。

このような観点から美術史を
眺めてみると、
当時の社会通念がみえてきます。

その多くは
「~しなければいけない」
「~じゃないといけない」
というような強制を強いるもの
だと感じます。

あえて多くは語りませんが、
過去を振り返ることで
今を見直す良い機会になりますね。

まとめ

 

芸術家
☑昔ほど芸術家は男性が多い

☑女性は芸術家になりにくかった

☑歴史を振り返ると当時の社会通念がみえてくる

今回は歴史から
女性芸術家が少ない理由を
探ってみました。

記事内では触れませんでしたが
作品を男性が作ったのか、
女性が作ったのかを意識して
鑑賞してもまた違った面白さが
ありますよ。

最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。