アートは自由に楽しめるものですが、
宗教画に関しては一定の知識が
必要になってくると思います。
特に日本では無宗教の人も多いので
旧約・新約聖書をテーマにした宗教画は
鑑賞するのにやや敷居が高いはずです。
そこで今回は宗教画を学びたい人向けに
オススメの本を5冊選びました。
目次
宗教画を学ぶのにオススメな本5選
今回ご紹介する5冊は
それぞれタイプが違うので↓
- 文字の量
- 画像の量(実際の作品画像)
- わかりやすさ(個人的に)
- 情報量(宗教画に関するもの)
- 補足
といった感じで
それぞれを5段間評価(☆)で
紹介したいと思います。
では、早速いきましょう。
①西洋絵画のひみつ
最初に紹介するのは
藤原えりみさんの著書、
西洋絵画のひみつです。
この本はイラストを多く用いて、
絵本のような感じでわかりやすく
旧約・新約聖書の流れを
解説してくれます。
他にギリシャ神話も学べます。
知識0からのスタートには
最適な本として紹介させて頂きます。
- 文字の量
⇒☆☆☆ - 画像の量
⇒☆☆ - わかりやすさ
⇒☆☆☆☆☆ - 情報量
⇒☆☆ - 補足
読みやすくて初学者にオススメです。
まずは広く浅く学ぶといったイメージで
カジュアルかつ気軽に読めます。
レビュー
美術関係の本も読んでゆきたい。
まず「西洋絵画のひみつ」を読んだら、いろいろな事が分かり面白かった。
やはり美術鑑賞する時は、ある程度予備知識を持っている方が良く楽しめるだろう。
#絵画鑑賞 pic.twitter.com/LpLCMsemV8— おだまき (@ekatami2) 2023年5月6日
#読了
「西洋絵画のひみつ」
旧約聖書の時代から印象派の時代までの四千年間の美術史を解説する本。
とはいえざっくりあっさり、という感じなので入門書としてオススメ。
キリスト教美術に関する記述が多く、分かりやすい。大判なので絵画やイラストが見やすいのもよかった。 pic.twitter.com/lovCywbpS8— 金柑ネコ (@kinneko6617) December 5, 2021
②イラストで読むシリーズ
次は杉全美帆子さんの
イラストで読むシリーズです。
こちらの本も
イラスト多めでわかりやすく
聖書の内容を学べます。
旧約・新約で1冊ずつ出版されており
的を絞った学習ができます。
個人的に、
1冊目に紹介した西洋絵画のひみつが
絵本のような雰囲気だとしたら、
こちらのシリーズは漫画のような印象です。
- 文字の量
⇒☆☆☆☆ - 画像の量
⇒☆☆☆ - わかりやすさ
⇒☆☆☆☆☆ - 情報量
⇒☆☆☆ - 補足
旧約・新約とテーマごとに
わかれている分、情報量は多いです。
漫画を読んでいる感覚で
学ぶことができます。
レビュー
西洋絵画の鑑賞で初心者にとって大きな心理障壁の1つが、旧約聖書の知識がないこと。
そこで最近発売された、杉全美帆子「イラストで読む 旧約聖書の物語と絵画」が面白過ぎてお薦め!
著者自ら手がける味のあるウマ下手系イラストと共に西洋絵画を見ていくことで、旧約聖書の要点を自然に学べます! pic.twitter.com/jNlLI05ACN
— かるび(主夫ライター) (@karub_imalive) March 22, 2019
えらい良書を手に入れてしまった。杉全美帆子氏の『イラストで読む旧約聖書の物語と絵画』。
先日トークショーに伺ってあまりのトークの面白さに購入したが、これは手放せないですね。
ヤマザキマリ氏が帯にて「旧約聖書でこんなに笑ったの、人生で初めてだ」と仰っているが、まさにそれ。→ pic.twitter.com/LsKHMzTPfv— 虹はじめてあらわる (@nijihajimete) March 25, 2019
③名画で読み解く「聖書」
大島力さんの
名画で読み解く「聖書」は
タイトルにあるように、
実際の作品画像を用いて、
聖書を場面ごとに解説してくれます。
カラー写真でとても見やすく、
旧約・新約の両方を学ぶことができます。
作品を見ながら学びたい人
にオススメです。
- 文字の量
⇒☆☆☆☆ - 画像の量
⇒☆☆☆☆☆ - わかりやすさ
⇒☆☆☆☆ - 情報量
⇒☆☆☆☆ - 補足
聖書の場面ごとに
作品画像を用いて解説しており、
辞書のような使い方もできます。
レビュー
聖書に興味がそれほどある訳ではないのですが、
レオナルドダ・ヴィンチや、ミケランジェロ等の絵とリンクして理解できるのはよかったなと。。
将来、海外にいったときの
絵を見るときの背景がわかるかなと。名画で読み解く「聖書」 https://t.co/PwRoGqJ7Ct
— ひろき (@kirohish) May 2, 2023
【名画で読み解く「聖書」】これはいいな。西洋絵画を鑑賞するときにキリスト教の知識が必要になるのだけれど、日本の学校は「宗教や思想」を扱うのが苦手だからあやふやで通り過ぎちゃうんだよな。こういう本を一冊… →http://t.co/xPRRiQEp0T #bookmeter
— まつど (@matsudotsuyoshi) September 15, 2013
④名画と読むイエス・キリストの物語
次は怖い絵シリーズで
有名な中野京子さんの
名画と読むイエス・キリストの物語です。
こちらは中野京子さん独特の
文体から繰り広げられる
聖書の内容に沿ったイエスの物語。
新約聖書を小説を読むように学べます。
作品画像はやや少ないですが、
新約聖書の内容、話の流れは
しっかり学ぶことができるので
オススメです。
- 文字の量
⇒☆☆☆☆☆ - 画像の量
⇒☆☆ - わかりやすさ
⇒☆☆☆☆☆ - 情報量
⇒☆☆☆ - 補足
小説のような内容なので、
新約聖書を学びたくて小説が
好きな人にはピッタリだと思います。
レビュー
西洋美術の大半を占めるキリスト教美術を理解するのにおすすめ✨
中野京子さん「名画と読むイエス・キリストの物語」https://t.co/gfgEbrEIIA
あんなに簡潔な聖書からこんなにドラマチックな物語が書けることに感嘆です!名画紹介は少なめでイエスの生涯を理解することにフォーカスしている一冊です pic.twitter.com/o0nWuQ9Zx9
— 西洋絵画【公式】 (@koni_art) December 4, 2022
#読了 #読書好きさんと繋がりたい #読書垢
『名画と読むイエス・キリストの物語』イエス・キリストってどういう人かをわかりやすく、名画と共に説明してある
ミッション系出身なので、そういえばそうだったという感じキリスト教についてある程度知っておけば、西洋に理解が深まるかもしれません pic.twitter.com/Z1NV02z6DH
— ユーマ@読書垢 (@you_ma96) December 3, 2021
⑤名画の読解力
最後は田中久美子さん監修の
名画の読解力です。
タイトルの通り、
絵を読み解くために必要な知識を
幅広くも簡潔に学ぶことができます。
西洋美術の流れから宗教画、神話画、
アトリビュートまで紹介されているので
読めば西洋絵画の見方が大きく変わります。
- 文字の量
⇒☆☆☆☆☆ - 画像の量
⇒☆☆☆ - わかりやすさ
⇒☆☆☆☆☆ - 情報量
⇒☆☆☆☆ - 補足
情報量は多いですが、
初心者にもオススメできる1冊です。
レビュー
名画の読解力 / #田中久美子#読了
絵画を読み解くためには美術の歴史や時代背景、神話の流れなどいろんな知識を知るからこそ見えてくる世界がある。
知識を広げることは深みが増すことや見える世界が広がることになるから、知ることって楽しいなと思えた。鑑賞できるって教養がありそうに見える。
— K-ichi@読書/Webデザイナー (@k_dokusho) February 8, 2021
『名画の読解力』
⭐⭐⭐古代ギリシア芸術から宗教画、ルネサンスを経てバロック、ロココ、写実主義、印象派まで。
西洋美術史の流れを学ぶことができました。立て続けにアートの本を読んだせいか、この絵は様式は何でどんな意味があるか、などうっすらとわかってきました。
知識つけていくぞー。 pic.twitter.com/oKXZrY9plr
— このこねこ@年間500冊の読書家 (@konekoneko5) January 24, 2021
まとめ
気になる本はありましたでしょうか?
それぞれにタイプが違うので、
自分にあった本で聖書の内容を学ぶのが
宗教画の鑑賞力を高める近道ですね。
✓西洋絵画のひみつ
⇒イラストが多く初学者でも読みやすい
✓イラストで読むシリーズ
⇒テーマ別。漫画を読む感覚で◎
✓名画で読み解く「聖書」
⇒画像が豊富。場面ごとの解説で◎
✓名画と読む イエス・キリストの物語
⇒イエスの生涯が小説でわかる
✓名画の読解力
⇒美術史、宗教画、神話画がわかる