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【苦悩】正解主義とは? 抜け出す方法は?

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記事の要約

✓正しさを求め、自分を責める

その正しさはどこからきたのか

✓抜け出すには気付くことから

 

あなたは正解主義という言葉を
ご存知でしょうか?

正解主義は以下のような
意味をさします。

  1. 正しさを求め、その正しさに
    従っていない自分を責めること
  2. 正解でないと発言しない
    (自信がないと発言しない)
    スタンスのこと

日本では多くの人が幼い頃から
この正解主義に陥ります。

そしてその呪縛は大人になってから
自分を苦しめる原因になったりします。

この記事では主に①の
「正しさを求め、その正しさに
従っていない自分を責めること」
の意味や、正解主義から
抜け出す方法を解説します。


正解主義とは

 

考える

ではもっと具体的に
私達を苦しめる正解主義について
解説していきます。

わたし達の身の回りには
「誰が決めたでもなく勝手に思い込んでいる
正解のようなもの」
が存在しています。

社会通念や常識と言い換えても
いいかもしれませんね。

例えば、

  1. 大企業に勤めたら勝ち組
  2. 人より良い給料を稼げたら勝ち組
  3. 30歳前後には結婚している
  4. 35歳頃までには子供は2人産んでいる
  5. 親を安心させるため定職に就くのが良い
  6. 協調性が大切。周囲と仲良くするのが良い

などなど、
他にもたくさんあります。

人によって正解の種類は様々ですが、
これらは時に正解主義に捉われている人の
行動力を奪い、苦しめる原因となります。

それらは、私たちが親や学校から

「大人になったら定職に就くのが普通」
「お金持ちになるほど幸せ」
「周りの人とは仲良くしないといけない」

など、
いろんな教え(躾)を受けることで
自然に生まれたものだったりします。

またSNSの発展などにより
自分とは違う世界にいる人との比較が
容易になったことなども原因でしょう。

正解じゃない自分を責める

 

考える

正解主義は自分自身に
勝手な基準を定めてしまいます。

「人より良い給料を稼げたら勝ち組」
といった正解を抱いている人は、
正解に辿り着くよう努力したりします。

一方で自分の定めた基準
以下の収入(現状)に苦しみ、
他人と比較しては劣等感を抱いたり、
それらの基準を満たしている
他人を酷く嫉妬したりします。

 

女性

「30歳前後には結婚しているのが普通」
という考えに縛られている人は、
仕事や趣味に没頭している自分を責め、
結婚していない自分を卑下します。

このように正解主義は
自らが定めた正解や基準に達していない
自分に劣等感を抱き、責めることです。

反対にその基準を自分が満たしていると
感じているときは、他人に対して
マウントを取りにいく存在となってしまいます。

正解主義から抜け出すには?

 

考える

正解主義に捉われ、
自身を苦しめている人は
少なくありません。

もしあなたも
あなたの中にある正解が原因で
苦しんでいるのなら、
正解主義から抜け出す方法を
試してみてもいいかもしれません。

ここで重要なのは、
「完全に抜け出さなくてよい」
ということ。

自分の中の正解を見つけ、
その呪縛の存在に気付くだけでも
心が楽になりますし、自分を許すことが
できるようになります。

ここからはいくつか具体的に
正解主義から抜け出す方法を解説します。

いつから始まったのか考える

 

when

ここでも
「人より良い給料を稼げたら勝ち組」
といった正解に縛られた人を例に
考えていきます。

まず、正解主義は
他人の影響を受けていることが
大半であることを覚えておきましょう。

例の場合、
子供の頃から親に
「良い仕事についてたくさん稼ぎなさい」
と教えを吹き込まれた可能性もありますし、
社会人になって上司から
「社会人たるものたくさん稼ぐべきだ」
みたいな言葉に感化された可能性もあります。

メディアやSNSなどで
お金持ちの生活っぷりを見せられて、
「こうなることが勝ち組なんだ」と
心に強く刻まれた可能性だってあります。

ここで伝えたいのは、
あなたの正解主義は無意識に
生まれた可能性が高いのですが、
あなただけで決めたものでもない
ということです。

ですので、
まずは自分の中に生まれた正解が
いつの頃から始まったのか
思い返していきましょう。

誰の影響を受けたのかを考える

 

いつ頃から始まったのかを
思い返したら、
次は誰の影響かを考えましょう。

親や上司、学校の先生の可能性もあります。

誰のどんな言動が原因で
無意識に正解が生まれたのかを
考えていきます。

正解を手放してよいのか考える

 

手放す

正解主義に捉われた原因を
なんとなくでも掴めたら、
次に正解を手放してもよいのか
を考えてきます。

ここも重要なステップです。

なぜなら正解主義の大半は
無意識に、かつ長い時間をかけて
あなたという人間を構成した
考え方でもあるからです。

一種のアイデンティティとも
いえるかもしれません。

先程の例のように
「人より良い給料を稼げたら勝ち組」
と考え、激務に次ぐ激務に耐え、
健康を多少害してでも高収入に
こだわっていた人がいるとします。

ある時その人は
「健康やライフバランスを重視した
方が良いのではないか」と
現状の仕事のあり方について
悩み始めました。

このケースを第三者的な目線でみると
「すぐに転職すべきだ」など
積極的な行動を肯定するような考えが
すぐに浮かぶと思います。

ただし当事者としては
「今までより収入が落ちてしまう不安」
「周囲の目が気になる」
「現状を変えることへの不安」
など様々な不安に襲われることになります。

また、よくあるケースとして
周囲に相談できる相手がいない
ことも考えられます。

なぜなら、
「人より良い給料を稼げたら勝ち組」
と考えて仕事をしていた職場にも、
やはり同じような考え方の人が集まっている
可能性が高いからです。

これが正解主義の難しさでも
あります。

ある意味、社会の中で培われた
自分と社会との関わり方や
価値観を否定するようにも感じられる
からです。

ここのステップは
自分の生き方と向き合う大切な
作業ですので、
是非ゆっくり考えて下さい。

悩み続ける人へ

 

ここまで正解主義を抜け出すための
原因解明や思考についてお伝えしました。

まとめると以下のようになります。

  1. いつから始まったのか考える
  2. 誰の影響を受けたのか考える
  3. 正解を手放してよいのか考える

 

正解主義に心当たりのある人は是非、
自分の心にある違和感や
生き辛さを探るためにも
ゆっくり考えてみて下さい。

最初は、

「あれ、自分はなんで
こんなに頑張っているんだ?」

「なんのために頑張っているんだ?」

「自分にとっての幸せはなんだろう」

といった心の声(ノイズ)と向き合い、
正解主義の存在を自覚することを
目標としましょう。

そうするだけでも
自分を俯瞰的にみつめることができて、
自分の人生・幸福の本質に気付けるかも
しれません。

まとめ

 

考える
✓正解主義とは自分の中にある「正解のようなもの」が原因で自分を責めること

✓親や学校など周囲の影響で、無意識に生まれていることが大半

正解主義の存在に気付くのが大切

私の人生は私が決める

なんて言葉よく聞きますけど、
実は難しいことだったりします。

本当の意味で
自分の人生の舵を取れるように、
まずは自分の心にある呪縛を
少しずつでも取り払っていきたいものです。

最後に正解主義を手放すために
役立つ本をご紹介します。

ご興味ある方はどうぞ。

 

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