美術はなぜ存在するのか?誰のためのものか

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記事の要約

☑美術が存在する理由

☑3つの側面

☑権力/財産/布教


 

今回はとても素朴な疑問についてです。

それは、
美術はなぜ存在するのか
というもの。

物事の根底には必ず理由があります。
その理由を知ると、
物事に対する見方が広がります。





美術はなぜ存在するのか

 

美術を学ぶ

美術はなぜ存在するのか。
まずは美術の定義を確認します。

美術とは、視覚で捉えることを目的として表現された造形芸術(視覚芸術)の総称
引用元:Wikipeia

要は見るために作られたものです。
この部分を深掘りするとまた面白いのですが、
それはまた別の機会に。

次に、そんな美術が
存在し続けられる理由なんですが
大きく分けると以下の3つに分類できます。

・権力を誇示するための美術

・資産を保有するための美術

・布教するための美術

順に解説していきます。

権力を誇示するための美術

 

古代美術

紀元前から人間には自己啓示欲があったようです。

人が集団(国)を作り出した頃から、
争いは始まり、勝者は功績を後世に残すために
作品を作りました。

画像の石碑は戦争勝利を記録した最古の作品です。

権力を誇示する美術には、
人間が人間であるためのルーツが
込められているようです。

ちなみに日本でも、
古くから権力を誇示するための美術がありました。

二条城

豪華な襖や屏風絵、そして大きな城そのもの。
これらも全て城主の権力を誇示するためのものと
考えることが出来ます。

前澤友作
出典:Artpedia

現代でも権力を誇示する美術は活きています。
ZOZOの前澤友作さんはコレクターとして有名ですね。

高い美術作品を所有=ブランディングする
という一面があります。

今も昔も人間の(本質的な)考え方に
大きな違いはないようです。

資産を保有するための美術

 

部屋

権力者が美術を保有するのには
もう1つの理由があります。

それは美術に
資産を保有する機能
もあるからです。

資産を多く所有する人が
一般人より考えなければならないのが、
資産をどう守るのかということ。

銀行がない時代、
莫大な資産を全て紙幣や硬貨で
持つのも大変です。

そんなとき、美術作品が重宝されました。

美術作品の多くが
資産価値として優れたものであると同時に、
持ち運びも楽でした。

現代であっても何億もする資産を
銀行に預けるより、
美術作品として所有していた方が
税金対策になったりします。

また、資産としての価値が落ちにくい
という利点もあります。

美術作品がもつ
現実的かつ実用的な利点です。

布教するための美術

 

磔刑図

権力者だけでなく、
民衆にも影響をもつ美術がありました。

それは布教するための美術。
この点も忘れてはいけません。

西洋絵画は文字が読めない人々に、
聖書の内容を伝えるために描いたのが
始まりとされています。
挿絵のような感覚ですね。

見ることによって人の感情に訴えかける。

見るために作られた美術は
宗教を広めるために
必要不可欠なものでした。

また、画家の立場からすると
宗教をテーマにした絵を描けば
教会に高く買い取ってもらえました。

そんな需要と供給が、
美術を存続させた
大きな理由だったのです。

まとめ

 

美術館

☑美術には権力を誇示する力、資産を保有する力、布教させる力がある

☑資産を美術作品として所有することにメリットがある

☑布教させるための美術は1つの大きな市場だった

科学が発展した現代では、
ものの価値は実用性にいきがちです。

一方、美術には実用性がありません。

しかし、目に見えない価値が美術を生み
その価値が現代まで美術を存続させています。

そう考えると、
美術だけでなく
いろんなものの価値や見方を
考えさせられますね。

最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。