より良く生きていくために必要なこと

 

どうも、MOTOです。

幸せの定義は人それぞれだし、思考の深度も人それぞれですが、より良く生きていきたいと思うのは共通しているのではないかと思います。今回はより良く生きていくために必要だと思うことを1つの要素に絞ってお話したいと思います。

 


変化に適応する能力

 

より良く生きていくために必要だと思うこと。それは変化に適応する能力です。そして現代を生きるほとんどの人が時代の、環境の、自身の変化に適応できていないと感じています。もちろん、私も含め。

適応できていないの部分を詳しくいうと

  1. 全く適応できていないだけでなく、
    「変化に適応?は?」みたいな感じで
    意識下にあがってくることもない
  2. 適応はしたいが時間が掛かる
  3. 適応するのがはやい(適応できる)

の3パターンがあるかなと。そしてほとんどの人が①に属します。③に属する人は適応の重要性を理解し、かつ能動的に行動できる人です。人口の1割以下じゃないかなと(もっと少ないか)。

②にいる人は意識してるけど行動が伴わない人です。そして意識している分、①の人々より「行動できない自分」を強く感じ、苦しんでしまう傾向にあるかもしれません。ある意味、無知な人の方が幸せだったりしますよね(無知が故の苦しみもあるだろうが)。

多くの人が自己決定しているようでしておらず、社会通念や慣習、惰性で思考や言動を決めており、時にそれは現状維持バイアスという形で身体に染み付いている状態かもしれません。

 

thumbnail

手段と目的

 

私は普段、在宅医療の仕事をしています。業務内容を簡単に言うと疾患や障害のある人の自宅へ訪問し、リハビリを提供します。ここで話が逸れますが私はリハビリという言葉をあまり使いたくありません。一般的にリハビリと聞くと身体に対するアプローチするだったり、パーソナルトレーナーのようなイメージで捉えられる場合が多いからです。

いや、たしかに体に対してアプローチするんですけど「それは手段であって、決して目的ではない」ということを強く発信していきたいです。どういうことかを医療系の人以外にも理解できるよう説明させて頂くと、例えば痩せないと取り返しのつかない状態になってしまうような超肥満体型の人がいたとします。普通の人であれば「その人に運動療法・食事指導を行ってダイエットさせる」という考えがすぐに浮かぶはずです。(あ、例えなので薬物療法とか脂肪切除のオペとかは除きますね)そしてそれらは間違いないのですが、表面的な一部に過ぎないのです。

考えてみて下さい。痩せないと取り返しのつかない状態にまで太った人です。そこまで太ってしまった原因があるはずです。直接的な原因は食べ過ぎ、運動不足という表現となるでしょうが、もっと詳しく見ていくと

  • なぜ食べ過ぎてしまうのか
  • なぜ運動不足なのか
  • なぜそこまで自分を放置できたのか
  • 太っている認識はあるのか
  • これまで身体のことを
    指摘してくれる家族や友人はいたのか
  • 逆に体型のことを言われて
    嫌な思いをしたことはなかったか
  • 食事や運動にどんなイメージを
    抱いているのか
  • 家庭環境はどうか
  • 経済状況はどうか

と、10秒考えただけでも
このくらい出てきます。

これらは太ってしまった今を作り出したと考えられる要因の一部です。実際はもっと深く、複雑に絡み合っていることがほとんどです。それらの悩みの紡ぎ目を少しずつ解いていくのがリハビリなのですが、ここまで考えないと問題が解決できないのです。

それはなぜか、人は理屈だけでは動けないからです。「太ってきたから痩せよう!」と思い立ち、実際に痩せられるのはほとんどいないことは感覚で理解できるかと思います(先ほどの例でいうと③に分類される人のみでしょうか)。

常に行動・結果の裏には習慣や思考の偏りがあり、医療が介入する人のほとんどは「痩せないといけないから運動・食事制限して下さい」で実際に行動に移し、継続できる人ではありません。

リハビリはそれらの問題も含め介入していき、手段の1つとして身体へのアプローチを行い、抱えている問題の解決や、当人の望みを叶えていきます。

 


トレーナーとの違い

 

今回の話題に関わってくるので、在宅医療におけるリハビリとパーソナルトレーナーの違いについても言及しておこうかなと思います。

まずパーソナルトレーナーの方々も身体・運動に関するプロですし、なんならヘルスケア部門においては医療従事者より専門性が高く、メンタル・生活習慣などにも精通しています。ですが在宅医療におけるリハビリと大きく違うのは介入する方々の属性です。

先ほどに続き、ダイエットを例とするなら「痩せて健康的になりたいなぁ」と考えたならパーソナルトレーナーの方に依頼する方が多いのではないでしょうか(そもそもそれらは保険適応外なんですが)。一方で重度の糖尿病などで医師からリハビリの指示書が提出された方なんかは在宅リハの適応となったりします。

  • 痩せたい、健康的になりたい
    →パーソナルトレーナー
  • 医師のリハ指示書あり
    →在宅リハ

そしてここで注目したいのは、
介入の動機の部分です。

パーソナルトレーナーに依頼するのは、病気の有無を抜きにしても能動的に運動をしたいと思った人々が多いです。ところが医療が介入するのは、このままだと場合によっては命に係わる恐れもあるからと医師がリハビリを勧めた人たちです。つまり受動的な人たちです。

 


受け身で動けない人々

 

受け身の程度も人それぞれですが、総じて言えるのは受け身だと人は変化に適応できません。変化に適応するには能動的に動く必要性があるからです。そして長期間に及ぶ受け身の姿勢はその人から「受け身である」という自覚すらも見失わせます(①のタイプのことです)。

私自身も自信をもって③のタイプですとは言えないのですが、少なくとも在宅医療の仕事において「変化に適応できなかった人々の末路」はたくさん見てきたので、その重要性はひしひしと感じています。

この記事を読んで下さっているあなたも、是非自分の変化に適応する力であったり、現状維持バイアスに囚われていないかを考えてみて下さい。

 


変化に適応したものだけが生き残った

 

 

最後に↑の動画を紹介。

生き延びることができるのは、身体が大きいでも、脚がはやいでも、力が強いでもなく、変化に適応できた生物でした。個人的には現代にも通ずる話に感じてしまいます。