この記事では西洋美術史を学ぶのに
オススメできる10冊をご紹介します。
西洋美術史を学ぶためのおすすめ本10冊

今回ご紹介する本をレベル別に整理すると↓
- 初心者
→①②③⑦⑩ - 中級者
→④⑤⑧⑨ - 鑑賞力を伸ばしたい(実践的)
→③⑤⑥
となりますので、
是非参考にしてみて下さい。
①いちばん親切な西洋美術史

古代から現代美術までを通史的にカバーした、
図解・カラー図版が豊富な入門書。
美術を宗教・社会・技術の流れの中で説明し、
「なぜその作品が生まれたのか」が
自然に理解できます。
初心者が最初に読むべき教科書的な1冊です。
- 図が多く、視覚的に理解しやすい
- 歴史の流れがつながって見える構成
- 難しい専門用語を避け、
読み物として面白い - 文章が非常にわかりやすい
#読了
『いちばん親切な西洋美術史』
著/池上英洋 川口清香 荒井咲紀
ビジュアル付きで解説に加えてTIPSもあって情報量が多い。美術だけでなく思想や歴史的背景の解説も多少あるのもありがたい。
ただ結構分厚いし、親切すぎて読むのに根拠が必要だった。#読書好きと繋がりたい pic.twitter.com/rpm38o3qCB— 橘樒 (@sikimitatibana) December 29, 2024
#読了
『いちばん親切な西洋美術史』
写真は美しく文章は分かりやすい。しかし、構成を平坦に感じ始め最初挫折した。それで山田五郎さんの本を読み始めた。その後にこの本を読み返すと理解しやすかった。山田五郎さんの本はルネサンス以前の解説が少なめなので、その点もこの本を読んでよかった。 pic.twitter.com/32b64gcCdA— walk20 (@walk20love) April 1, 2023
②大学4年間の西洋美術史が10時間でざっと学べる

出版社
KADOKAWA
発売日
2020/7/16
本の長さ
224ページ
「大学の講義4年分を10時間で理解する」
というコンセプト。
1テーマ=30分で読める構成になっており、
通勤時間などのスキマ学習にも向いています。
忙しいけど全体像を掴みたい人向けの1冊。
- 「時代の流れと特徴」を
テンポよく理解できる - 図版が少なめなので軽く読める
- 現代人に合った“速習型”入門
大学4年間の西洋美術史が10時間でざっと学べる/池上英洋
手抜きして学びたい私のための本か
美術史なんか知らんでも生きられる
でも知ってるとわくわくが増えそう
これぞ無駄の贅沢美しいor美しくない、なんてことを考えられる心の余裕が嬉しい
今度、美術館に行こう#読了 #美術 pic.twitter.com/JbuZE6kNBg— ちゃつ@読書垢 (@chatsu_book) June 22, 2023
「大学4年間の西洋美術史が10時間でざっと学べる」を読みました!
美術が好きなら中高生でも読めるレベルの本です!入門書っぽい。
さらっと読めるので本が苦手な人にもおすすめ。登場する絵画作品は、googleとかで検索して、読みながらじっくり鑑賞するといいかも。
— ゆきそがじま (@yukisogajima) January 28, 2025
③鑑賞のための西洋美術史入門

出版社
視覚デザイン研究所
発売日
2006/7/1
本の長さ
222ページ
美術史の流れを追いながら、
作品をどう鑑賞するかに焦点を当てた1冊。
構図・色彩・モチーフの意味など、
見るポイントが整理されています。
作品を“読む”楽しみを知りたい人に◎
- 「なぜこの絵はこの構図なのか?」
という“見る力”を養える - 美術館巡りの前後に読むと
作品の理解が格段に深まる - 絵の見方に焦点を当てた実践的内容
鑑賞のための西洋美術史入門 視覚デザイン研究所
こちらは図つき、しかもフルカラー1900円のお得すぎ神本✨美術史用語、歴史的背景、時代や作者の比較なども図解付きでめちゃめちゃわかりやすい!通史を知るのにちょうど良い本ですよ〜
#小説以外の推し本 pic.twitter.com/7kA92TOecV— はつめ (@Htm_123usg) September 22, 2025
数年前に購入してちびちび読んでいた『鑑賞のための西洋美術史入門』(早坂優子著、視覚デザイン研究所)無事読了。
宗教のためにのみ存在していた美術が、多くの画家の手によって宗教から、決まり事から、常識から、そして芸術から脱皮していく旅路の解説書。
次に美術館へ行くのが楽しみになる一冊。 pic.twitter.com/PomebgkN57
— 山口夢@『純白のウエディングドレスで復讐を』 (@yume_yamaguchi) March 7, 2022
④カラー版 西洋美術史

出版社
美術出版社
発売日
2002/12/10
本の長さ
252ページ
高階秀爾さんによる定番教科書。
古代から現代までの西洋美術を
網羅した学術的内容ですが、
一般読者にも読めるレベルです。
しっかりと学びたい“中級者”の1冊。
- 思想・社会背景にまで踏み込む
- カラー図版が美しく、
学術的精度が高い - 芸術史の「王道テキスト」
読んでみました。#読書
監修 高階秀爾「カラー版西洋美術史」古代から現代まで西洋美術の流れを図版390点を、オールカラーで紹介していて、とても楽しめます。 pic.twitter.com/wV4VkusEdR— 爆音2 (@bakbfUEEKFiyPYf) August 22, 2022
【読んで良かった本】
◆カラー版西洋美術史
現代(90年代)までを広く扱う美術史の本。20前後の時に読んでました。高校生でも苦なく読めます。特に近代が分かり易かったです。これを読んでから美術館での鑑賞が頭に入り易くなりました。ピンクの線は重要、鉛筆の線は読んでねという意味だと思います。 pic.twitter.com/WKYy4hv8wH— もりみずは個展「自由と自然」 (@mizuha_mori) June 22, 2020
⑤まなざしのレッスン1 西洋伝統絵画

出版社
東京大学出版会
発売日
2001/4/23
本の長さ
273ページ
宗教画・神話画・肖像画・風景画などの
ジャンルを通して、
「絵画を読む」ための方法を解説する1冊。
名画の背景を深読みしたい人、
象徴主義に興味がある人にオススメ。
- 「この登場人物は誰?」
「この構図にはどんな意味が?」
などを具体的に解説 - 美術史というより
“読み解き方の教科書” - 美術作品の構造や象徴性を
理解する力がつく
29.三浦篤『まなざしのレッスン』
西洋伝統絵画の入門書として最良なんじゃないかしら。アトリビュートから人物やシーンを特定したり。ダヴィンチの受胎告知の解説なんかもとてもわかりやすく、神話などへの興味も広がった。 pic.twitter.com/csaXaonZbX
— (@book_punch_line) February 14, 2024
絵を好きなように見るという意見に反対する理由は何もありません。ただ、私としては、自分の経験からこう言っておきます。絵というのは自分流に見ても十分おもしろいが、筋の通った見方を知って接すると、もっと深く、さらにおもしろく見えてくるものなのだと。
「まなざしのレッスン1 西洋伝統絵画」 pic.twitter.com/GtX3WkC9d9— ノンマルトの末裔@読書 (@YU91542199) January 15, 2020
⑥まなざしのレッスン2 西洋近現代絵画

出版社
東京大学出版会
発売日
2015/3/31
本の長さ
260ページ
印象派以降の「分かりにくい絵」を読み解き、
モネ、ピカソ、セザンヌなど
近代絵画の意味を解説してくれる1冊。
印象派~現代美術を理解したい人にオススメ。
- 「抽象画がなぜ生まれたのか」を
歴史と理論の両面から説明 - 近現代美術への抵抗感が薄れる
- 美術批評的な視点も身につく
三浦篤『まなざしのレッスン2 西洋近現代絵画』(東京大学出版会、2015)読了。
まずは近現代編。一年生向けの講義を書籍化したもの。通史ではなく、様々な切り口から近現代絵画を捉える。マクロな視点を養いながら、185点の図版とそれに付された丁寧な解説を通して、枝葉の部分まで学べた。 pic.twitter.com/FLwYoLhtB2
— 西洋音楽至上主義 (@TKI68573222) June 6, 2024
三浦 篤『まなざしのレッスン 2西洋近現代絵画』を読み終わった。1巻の西洋伝統絵画篇を夢中で読んでからずいぶんと長く先送りしていた。1巻に比べると遥かに複雑で統一を欠くのだけれど、それは主題そのものの変遷を反映している。
— ファンのひと (@waritovirtualna) September 24, 2021
⑦美術館に行く前3時間で学べる 一気読み西洋美術史

出版社
日経BP
発売日
2024/4/25
本の長さ
292ページ
時間がない人向けの超要約型。
エピソード形式で美術史をざっくり学べる。
イラストも豊富で、とにかく読みやすい。
“教養としての美術史”を軽く掴みたい人に〇
- 「とりあえず全体を通して知りたい」時に最適
- 図解+ストーリーで
記憶に残りやすい - 作者の軽快な語り口で飽きない
美術館に行く前3時間で学べる 一気読み西洋美術史
2024/4/25https://t.co/zEH5EYKDQw絵画の歴史がすっきり分かり、展覧会巡りが楽しくなる!
技法の知識が深まり、自分なりの絵の見方が身に付く pic.twitter.com/NwOAKWZjnC— 東京美術館巡り【公式】 (@tokyoartmuseum) April 27, 2024
一気読み西洋美術史
美術館に行く前の3時間で学べる!
絵画の歴史がすっきり分かり、展覧会巡りが楽しくなる!
技法の知識が深まり、自分なりの絵の見方が身に付く!
絵画の歴史、知識が頭に入ると、自分なりの絵の見方が身に付き、美術展巡りの楽しみがぐっと深まります。 pic.twitter.com/h5wMBX4pfG— 真琴🌾 (@Macotobook) April 19, 2025
⑧世界のビジネスエリートが身につける教養 西洋美術史

出版社
ダイヤモンド社
発売日
2017/10/5
本の長さ
256ページ
美術史を「教養・社会・思想」と
関連付けて解説してくれる1冊。
作品を通して、
「その時代の価値観」や「文化の変化」
が理解できる。
知的教養として美術史を学びたい社会人に◎
- 絵画の背後にある
“思想”や“政治”がわかる - 西洋史や哲学の知識と自然にリンク
- 読み終えると西洋文化の流れが
一本の軸で見えてくる
読んでみました。#読書
木村泰司著「世界のビジネスエリートが身につける教養 西洋美術史」美術館等で鑑賞した作品を本によって復習する。あるいは知識を学んでから作品を見に行く。芸術が味わえる時間です。 pic.twitter.com/QFD7YcHnBn— 爆音2 (@bakbfUEEKFiyPYf) December 20, 2024
今年一冊目は『世界のビジネスエリートが身につける教養 西洋美術史』。タイトルはあれですが、紀元前から現代までの美術史をサッと読めて面白ったです。近代画家の父といわれるエドゥアール・マネについてもっと知りたくなりました。時代に評価されなかったであろう生涯と葛藤をもっと知りたい。 pic.twitter.com/DAIlUBkt4O
— 稲田エイジ|BtoBのWebサイト制作/Web活用支援/コンテンツ支援/HubSpot (@inada_h) January 1, 2023
⑨美術でめぐる西洋史年表

出版社
新星出版社
発売日
2021/4/24
本の長さ
224ページ
年表+絵画図版で時代の流れを
視覚的に整理できる。
美術史を歴史年表と並べて見ることで、
流れの整理に最適な1冊。
他の本で学んだ知識を整理したい人に〇
- 美術と歴史を同時に理解できる
- 学習の「まとめ」や「復習」に最適
- 年代・人物・作品の関係が
一目でわかる
読了。
「美術でめぐる 西洋史年表」
世界史と西洋美術史をリンクさせたくて購入した一冊。
オールカラーでラスコーにはじまりバンクシーまで網羅。教科書的に勉強したい人にはオススメ。絵、写真もかなり多い。 pic.twitter.com/eysQFMNYJ4— 平日美術館 (@heijitsubijutsu) September 15, 2025
おはようございます🌱
今朝の読書は土曜日なので週末モード。『美術でめぐる西洋史年表』。西洋絵画を見ながら、当時の歴史的背景や国の情勢、宗教と権力の関係などに思いを馳せるのが楽しい。歴史って楽しいですよね。 pic.twitter.com/OUvJja1Woz— かとうさやか | スマホで始めるYouTube講師 (@sayakartb) January 22, 2022
⑩美術の物語

出版社
河出書房新社
発売日
2019/7/10
本の長さ
688ページ
1949年に英語版(The Story of Art)として
刊行されて以来、
世界で読み継がれている美術史の定番入門書。
累計で800万部超という紹介もあるほど、
「世界で最も読まれている美術史入門書」
とされる1冊。
ポケット版もあります。
- 流れを掴みやすい構成
- 豊富な図版とカラー仕様
- 美術を“知識”だけでなく
“物語”として捉える視点
世に「賢者の書」は多くAIの時代も学びは尽きないが、「美術の物語」は昨年、糸島の宿泊先で偶然知り合った、衝撃の名著。アルタミラの壁画から始まり現代アートに至るまで、アーティストたちが、人類の歴史を通じ、芸術の目標を絶えず変化させチャレンジし続けた様が語られる。楽しく、読みやすい… pic.twitter.com/QN3ebafa90
— 尾下大介@CrossOver法律事務所代表弁護士 (@d_oshita) October 5, 2025
ついに!美術の物語を手に入れた🙌🏻
ポケット版なのにお値段は5500円…大切に読みます… pic.twitter.com/wW6rE4CO3c— paru (@p46083203) September 29, 2025
まとめ

- いちばん親切な 西洋美術史
→西洋美術の流れを掴みたい初心者に〇 - 大学4年間の西洋美術史が10時間でざっと学べる
→時間がないけど「教養として美術史を押さえたい」という人向け - 鑑賞のための西洋美術史入門
→「この作品は何を意味してるの?」と知りたい人に〇 - 西洋美術史 : カラー版
→「もう少ししっかり体系的に勉強したい」という人向け - まなざしのレッスン 1 西洋伝統絵画
→「作品そのものを読み解く」力を養いたい人へ - まなざしのレッスン 2 西洋近現代絵画
→近現代美術への橋渡しとして優れたテキスト - 美術館に行く前3時間で学べる 一気読み西洋美術史
→「ざっと全体像を掴みたい」時に便利 - 世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」
→社会/思想/文化との関連で学びたい人向け - 美術でめぐる西洋史年表
→「どの時代に何が起きたかを一覧で把握したい」人向け - 美術の物語
→まずは“安心できる1冊”から始めたい人
気になる本がありましたら
是非一度読んでみて下さい。








出版社
新星出版社
発売日
2016/7/15
本の長さ
224ページ