西洋美術史を学ぶためのおすすめ本10冊

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この記事では西洋美術史を学ぶのに
オススメできる10冊をご紹介します。


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西洋美術史を学ぶためのおすすめ本10冊

 

book

今回ご紹介する本をレベル別に整理すると↓

  • 初心者
    →①②③⑦⑩
  • 中級者
    →④⑤⑧⑨
  • 鑑賞力を伸ばしたい(実践的)
    →③⑤⑥

となりますので、
是非参考にしてみて下さい。

①いちばん親切な西洋美術史

 

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概要

出版社
新星出版社
発売日
2016/7/15
本の長さ
224ページ

古代から現代美術までを通史的にカバーした、
図解・カラー図版が豊富な入門書。

美術を宗教・社会・技術の流れの中で説明し、
「なぜその作品が生まれたのか」
自然に理解できます。

初心者が最初に読むべき教科書的な1冊です。

 

オススメポイント
  1. 図が多く、視覚的に理解しやすい
  2. 歴史の流れがつながって見える構成
  3. 難しい専門用語を避け、
    読み物として面白い
  4. 文章が非常にわかりやすい

 

 

 

②大学4年間の西洋美術史が10時間でざっと学べる

 

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概要

出版社
KADOKAWA
発売日
2020/7/16
本の長さ
224ページ

「大学の講義4年分を10時間で理解する」
というコンセプト。

1テーマ=30分で読める構成になっており、
通勤時間などのスキマ学習にも向いています。

忙しいけど全体像を掴みたい人向けの1冊。

 

オススメポイント
  1. 「時代の流れと特徴」を
    テンポよく理解できる
  2. 図版が少なめなので軽く読める
  3. 現代人に合った“速習型”入門

 

 

 

③鑑賞のための西洋美術史入門

 

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概要

出版社
視覚デザイン研究所
発売日
2006/7/1
本の長さ
222ページ

美術史の流れを追いながら、
作品をどう鑑賞するかに焦点を当てた1冊。
構図・色彩・モチーフの意味など、
見るポイントが整理されています。

作品を“読む”楽しみを知りたい人に◎

 

オススメポイント
  1. 「なぜこの絵はこの構図なのか?」
    という“見る力”を養える
  2. 美術館巡りの前後に読むと
    作品の理解が格段に深まる
  3. 絵の見方に焦点を当てた実践的内容

 

 

 

④カラー版 西洋美術史

 

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概要

出版社
美術出版社
発売日
2002/12/10
本の長さ
252ページ

高階秀爾さんによる定番教科書。
古代から現代までの西洋美術を
網羅した学術的内容ですが、
一般読者にも読めるレベルです。

しっかりと学びたい“中級者”の1冊。

 

オススメポイント
  1. 思想・社会背景にまで踏み込む
  2. カラー図版が美しく、
    学術的精度が高い
  3. 芸術史の「王道テキスト」

 

 

 

⑤まなざしのレッスン1 西洋伝統絵画

 

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概要

出版社
東京大学出版会
発売日
2001/4/23
本の長さ
273ページ

宗教画・神話画・肖像画・風景画などの
ジャンルを通して、
「絵画を読む」ための方法を解説する1冊。

名画の背景を深読みしたい人、
象徴主義に興味がある人にオススメ。

 

オススメポイント
  1. 「この登場人物は誰?」
    「この構図にはどんな意味が?」
    などを具体的に解説
  2. 美術史というより
    “読み解き方の教科書”
  3. 美術作品の構造や象徴性を
    理解する力がつく

 

 

 

⑥まなざしのレッスン2 西洋近現代絵画

 

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概要

出版社
東京大学出版会
発売日
2015/3/31
本の長さ
260ページ

印象派以降の「分かりにくい絵」を読み解き、
モネ、ピカソ、セザンヌなど
近代絵画の意味を解説してくれる1冊。

印象派~現代美術を理解したい人にオススメ。

 

オススメポイント
  1. 「抽象画がなぜ生まれたのか」を
    歴史と理論の両面から説明
  2. 近現代美術への抵抗感が薄れる
  3. 美術批評的な視点も身につく

 

 

 

⑦美術館に行く前3時間で学べる 一気読み西洋美術史

 

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概要

出版社
日経BP
発売日
2024/4/25
本の長さ
292ページ

時間がない人向けの超要約型。
エピソード形式で美術史をざっくり学べる。
イラストも豊富で、とにかく読みやすい。

“教養としての美術史”を軽く掴みたい人に〇

 

オススメポイント
  1. 「とりあえず全体を通して知りたい」時に最適
  2. 図解+ストーリーで
    記憶に残りやすい
  3. 作者の軽快な語り口で飽きない

 

 

 

⑧世界のビジネスエリートが身につける教養 西洋美術史

 

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概要

出版社
ダイヤモンド社
発売日
2017/10/5
本の長さ
256ページ

美術史を「教養・社会・思想」と
関連付けて解説してくれる1冊。

作品を通して、
「その時代の価値観」や「文化の変化」
が理解できる。

知的教養として美術史を学びたい社会人に◎

 

オススメポイント
  1. 絵画の背後にある
    “思想”や“政治”がわかる
  2. 西洋史や哲学の知識と自然にリンク
  3. 読み終えると西洋文化の流れが
    一本の軸で見えてくる

 

 

 

⑨美術でめぐる西洋史年表

 

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概要

出版社
新星出版社
発売日
2021/4/24
本の長さ
224ページ

年表+絵画図版で時代の流れを
視覚的に整理できる。

美術史を歴史年表と並べて見ることで、
流れの整理に最適な1冊。

他の本で学んだ知識を整理したい人に〇

 

オススメポイント
  1. 美術と歴史を同時に理解できる
  2. 学習の「まとめ」や「復習」に最適
  3. 年代・人物・作品の関係が
    一目でわかる

 

 

 

⑩美術の物語

 

book
概要

出版社
河出書房新社
発売日
2019/7/10
本の長さ
688ページ

1949年に英語版(The Story of Art)として
刊行されて以来、
世界で読み継がれている美術史の定番入門書。

累計で800万部超という紹介もあるほど、
「世界で最も読まれている美術史入門書」
とされる1冊。

ポケット版もあります。

 

オススメポイント
  1. 流れを掴みやすい構成
  2. 豊富な図版とカラー仕様
  3. 美術を“知識”だけでなく
    “物語”として捉える視点

 

 

 

まとめ

 

book
まとめ
  1. いちばん親切な 西洋美術史
    →西洋美術の流れを掴みたい初心者に〇
  2. 大学4年間の西洋美術史が10時間でざっと学べる
    →時間がないけど「教養として美術史を押さえたい」という人向け
  3. 鑑賞のための西洋美術史入門
    →「この作品は何を意味してるの?」と知りたい人に〇
  4. 西洋美術史 : カラー版
    →「もう少ししっかり体系的に勉強したい」という人向け
  5. まなざしのレッスン 1 西洋伝統絵画
    →「作品そのものを読み解く」力を養いたい人へ
  6. まなざしのレッスン 2 西洋近現代絵画
    →近現代美術への橋渡しとして優れたテキスト
  7. 美術館に行く前3時間で学べる 一気読み西洋美術史
    →「ざっと全体像を掴みたい」時に便利
  8. 世界のビジネスエリートが身につける教養「西洋美術史」
    →社会/思想/文化との関連で学びたい人向け
  9. 美術でめぐる西洋史年表
    →「どの時代に何が起きたかを一覧で把握したい」人向け
  10. 美術の物語
    →まずは“安心できる1冊”から始めたい人

気になる本がありましたら
是非一度読んでみて下さい。