本書をひもといて
絵画を読み解く知的な楽しみを
堪能してください。
本書が読者の方々に、
絵画をもっと深く理解し、
もっと楽しむための手引きとなれば幸いです。
この記事ではMdN出版の
『名画の読解力 』を紹介し、レビューしたいと思います。
名画の読解力
出版社
MdN
発売日
2018/9/19
本の長さ
330ページ
監修者の田中久美子さんは
文星芸術大学で美術史や美術鑑賞、
美術理論を担当されている教授です。
この他にも多くの美術書籍を
出版されています。
今回紹介する本はタイトル通り、
絵を読み解くのに必要な知識が
詰め込まれている1冊です。
サブタイトルは
教養のある人は西洋美術の
どこを楽しんでいるのか!?
西洋の歴史から宗教、神話など
幅広いテーマを簡潔に
わかりやすく解説してくれます。
印象に残ったこと
本書の大見出しは以下のとおりです。
- 歴史から読み解く
- 聖書から読み解く
- 神話から読み解く
- 名画に込められた意味を読み解く
とてもわかりやすい章立てです。
本書は西洋美術でも
特に知識が必要であるとされる
宗教画や神話画を多く扱っています。
美術館などで、
- 知らないから見方がわからない
- 知らないから興味が持てない
宗教画や神話画の面白さを
気付かせてくれる1冊です。
また、アトリビュートと呼ばれる
歴史上の人物や神話上の神と
関連付けられた持ち物についても
解説されているので、
本書を読めば宗教画や神話画の
見方が大幅に変わることでしょう。
- 宗教画や神話画の見方がわかる
→西洋美術で特に知識が必要なテーマ
→知ってれば見方が大きく変わる - 印象に残った章
→名画に込められた意味を読み解く
オススメしたい人
本書を特にオススメしたいのは
以下の方です。
- 宗教画を学びたい方
- 神話画を学びたい方
- アトリビュートを学びたい方
知らないから面白くない
西洋絵画を面白くする1冊です。
上記のテーマに興味があれば是非。
レビュー
名画の読解力 / #田中久美子#読了
絵画を読み解くためには美術の歴史や時代背景、神話の流れなどいろんな知識を知るからこそ見えてくる世界がある。
知識を広げることは深みが増すことや見える世界が広がることになるから、知ることって楽しいなと思えた。鑑賞できるって教養がありそうに見える。
— K-ichi@読書/Webデザイナー (@k_dokusho) February 8, 2021
『名画の読解力』
⭐⭐⭐古代ギリシア芸術から宗教画、ルネサンスを経てバロック、ロココ、写実主義、印象派まで。
西洋美術史の流れを学ぶことができました。立て続けにアートの本を読んだせいか、この絵は様式は何でどんな意味があるか、などうっすらとわかってきました。
知識つけていくぞー。 pic.twitter.com/oKXZrY9plr
— このこねこ@年間500冊の読書家 (@konekoneko5) January 24, 2021
■名画の読解力 教養ある人は西洋美術のどこを楽しんでいるのか!?
西洋美術の楽しみ方を教えてくれる本。美術の面白さがわからないけど、興味がある人におすすめです。創作物には時代や想いが込められており、知れば知るほどハマりそう。
今度、西洋美術館に行ってみますー#読書 #田中久美子 pic.twitter.com/pXKIeiHi1W
— i_trunkman (@libro2_mi) March 27, 2021
まとめ
✓宗教画や神話画を多く扱っている
✓絵を読み解くのに
必要な知識がつまった1冊
✓読めば見方が大きく変わる
オススメ度(5段階)
→☆☆☆☆☆
個人的なオススメ度は5です。
宗教画や神話画に興味はあるけど
見方がわからない。
そんな方にすごくオススメです!
気になった方は
ぜひ手に取ってみて下さい。
→西洋の歴史、宗教、神話がわかる
→宗教画や神話画がメイン
→知っていれば見方が変わる
→アトリビュートの解説
→☆☆☆☆☆