依存症から学ぶ、やる気やモチベーションのコントロール

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記事の要約
  1. 人間は快・不快で動く生き物
  2. 快楽を手懐ける決意が大切
  3. 満足した豚より不満足な人間

 

この記事は
精神科医の益田裕介Drの動画より、
内容を文字にして解説していくものです。

今回のタイトルは
【依存症を克服した人から学ぶ、
やる気やモチベーションのコントロール】

まだ動画をみてない方は
是非ご覧になって下さい。

この動画は保険医療機関による
動画コンテンツとなっています

 

 

文字の方が理解しやすい方は
ぜひ最後までお付き合いください。


やる気やモチベーションのコントロール

 

今回のテーマはやる気や誘惑を
どうコントロールするかについてです。

ではそもそも、
「やる気」や「誘惑」とは
一体何なのでしょうか。

それに対し益田Drは
人間は快・不快で動く生き物でもあり、
不快なことや嫌なことは避け、
快楽・気持ちがいいことはやるという
本能で動いていると述べています。

そしてやる気を出し、
誘惑に負けないようにするには
快楽を手懐ける決意をしているかどうか
がとても重要なようです。

依存症というのは

 

よく何かしらの依存症に対して、

  • 人間の意思だけではどうにもできない
  • 環境や遺伝の問題が大きい

と言われていますが、
益田Drはそれらを超えてもなお
「決意する」のが大切だと説きます。

実際依存症の患者さんに対しても
初診などではないどこかのタイミングで、
「それは決意の問題なんだ」ということを
諭すそうです。

決意するためには?

 

では決意するには
どうすればよいのでしょうか。

ポイントは
脳汁が出ていることを理解すること
だと述べています。

脳汁とは強い快感や興奮を伴う状況で、
脳から何か出ているかのような感覚を
比喩的に表現した言葉です。

依存症の方の中には、

  • 快楽=自分
  • 快楽に浸っているときが
    自分の本性である

と思い込んでいる人が多いのだそう。

また別の表現で、
快楽に負ける決意をしてしまっている
とも述べています。

さまざまな依存

 

  • アルコール
  • 大麻
  • ドラッグ
  • 買い物
  • ギャンブル
  • ゲーム
  • 承認欲求(SNS、人間関係)
  • 性依存

これらの物質や行為は全て
脳汁がたくさん出てきます。

いくつか組み合わさることもありますが、
これらは脳汁の問題であって
あなた自身ではありません。

人間は脳汁だけで
できているものじゃない

益田Drはそう語り掛けると共に

満足した豚よりは
不満足な人間の方が良い
と述べています。

 

満足した豚よりは不満足な人間

イギリスの哲学者ジョン・スチュアート・ミルの「功利主義」に出てくる言葉で、「人間のより優れた能力である知性や道徳的な活動に喜びを見出すことが、単に動物的な欲求を満たすことよりも価値がある」という考えを示している

脳汁に支配されることは虚しい

 

動画終盤で益田Drは
脳汁に支配されることは
とても虚しいことであり、
虚しさを感じた時こそ
卒業のタイミングであると述べます。

加えて、

僕らはたった一回の人生を
大事に生きなきゃいけない

それは自分のために
生きるだけじゃなくて、
他人のためにも生きる必要がある

そういう決意をどこかで
しなきゃいけない

自分の人生を生きるうえで必要なのは、

  • 自分のために生きること
  • 人のために生きること

ここの上手いハイブリッドを
目指すべきだと述べています。

まとめ

 

まとめ

✓誘惑に負けないためには
快楽を手懐ける決意が大切

✓決意するには
脳汁が出ていることを理解する

✓脳汁に支配されることは虚しい

✓虚しさを感じた時こそ
卒業のタイミング

 

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