キミはキミのままでいい
弱いなら弱いまま、
誇らかに生きてみろよ
この記事では青春出版社から出版されている
『自分の中に孤独を抱け』を紹介し、レビューしたいと思います。
自分の中に孤独を抱け
出版社
青春出版社
発売日
2017/4/8
著者
岡本太郎
本の長さ
224ページ
岡本太郎さんは日本を代表する芸術家です。
本書はベストセラーの
「自分の中に毒を持て」、
「自分の運命に楯を突け」に続く
シリーズ第三弾です。
シリーズものとはいえ
本書から読んでも楽しむことができ、
非常に多くの学び・気付きを
与えてくれる内容となっています。
今の時代だからこそ
芸術家として、
- 芸術とはなにか
- 自分とはなにか
- 人生とはなにか
に至極真っすぐに向き合い、
常に妥協を許さなかった岡本太郎。
そんな彼のメッセージは現代を生きる
私たちにも響く言葉がたくさんあります。
いえ、時代が急速に進み
生き方や人生の本質を見失いやすい
現代だからこそ
その響きはより大きいのかもしれません。
岡本太郎はこの本の中で
- 芸術家としてみた日本
- フランスからみた日本
- 社会の中からみた日本
- 社会を俯瞰してみた日本
など、さまざまな視点で
日本という国の風潮や問題を
語っています。
そしてその国で生きる
人の人生を語っています。
きっと岡本太郎は日本という国が
大好きだったのでしょう。
大好きだからこそ、
日本の嫌いな部分を徹底的に指摘し、
嫌われることを求めたのではないか
と思います。
彼の語る日本、生き方の本質は
ただ漫然と生きがちな人間に
喝を入れることもあるでしょう。
印象に残ったこと
本書の大見出しは以下のとおりです。
- 人生のドラマは、
いつだって自分が中心だ - 「挑み」をやめた瞬間から
老人になる - 人生は不純なものとの闘いだ
- 人間は樹に登りそこなった
- 創造すること、
それは人間の本能的な衝動だ - ぼくは抵抗する。
その決意はますます固い
なぜ彼は社会を嫌ったのか。
なぜ彼は嫌われることを望んだのか。
嫌われるとは一体なにか。
私たちとは対極的ともいえる
スタンスを貫いた人物だからこそ
見えてきた人生観や日本があります。
岡本太郎からしか学べないこと。
岡本太郎にしか説得力がないこと。
が詰まった1冊です。
- 岡本太郎の考え方が学べる
→日本とはどんな国か
→社会とはなにか
→迎合して意味はあるのか - 印象に残った章
→人生は不純なものとの闘いだ
オススメしたい人
本書を特にオススメしたいのは
以下の方です。
- 自分の生き方に迷いがある人
- 他人を気にしすぎて疲れた人
- 岡本太郎の考えを知りたい人
岡本太郎の強い言葉は
私たちに生き方について考えさせます。
岡本太郎の生き方をマネるのではなく
どこまで彼の思考を取り入れるか。
どこまで社会を迎合するか。
とても学びになる1冊です。
レビュー
ただのお人好しで、ただ引っ込んで、いつも謙虚で、自分は安全だなんて安心していたら、ドラマが生まれるわけがないじゃないか。
人生のドラマは、いつだって自分が中心なんだから。なかなか、彼のようには生きられないけれど。
励まされた気分😊✨ pic.twitter.com/rc0CEVQVb4— 香桃 もこ (@mocopecopoco) February 8, 2023
40冊目
岡本太郎『自分の中に孤独を抱け』これで三部作を読了。
一貫して「今を闘って生きよ」と目の前で熱く説いてくれた。本を通じた岡本太郎との濃厚接触だ。心臓からグツグツと血液が吹きこぼれ始める感じ。
「自分がやりたいことをやる。ひとに迷惑はかけない。それでいいじゃないか」#読了 pic.twitter.com/5XlYwzfZZR
— うまいごす(ぴよりんのすがた) (@umaigos) April 19, 2020
岡本太郎さん『自分の中に孤独を抱け』#読了
シリーズ最終巻を読み終えて感じたのは読了感よりもお前はどう生きていくんだ、という突き刺してくるような衝撃だった。ぶちまけようの無い悔しさが心の底から込み上げてきた。自分を責めるな。自分と闘え。#読書好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/hwfWDxuiaq— つんどく📚🐖 (@tsundokupig) August 1, 2021
まとめ
✓人生の本質を考えさせられる本
✓どこまで社会を迎合するか
✓どこまで彼の思考を取り入れるか
オススメ度(5段階)
→☆☆☆☆☆
個人的なオススメ度は5です。
理由として、
岡本太郎の生き方としても面白いし、
人生についても深く考えさせられる
内容だったことです。
非常に強い言葉なのも◎
気になった方は
ぜひ手に取ってみて下さい。
→岡本太郎の考え方がわかる
→人生について考えさせられる
→強い言葉の自己啓発
→人生は不純なものとの闘いだ
→☆☆☆☆☆