この記事では、
第12回目のインタビューに登場した
西尾りなさんを再インタビューします。
記事内の画像は全て掲載許可を頂いています
眠夢(Gallery&Bar)での個展

京都府京都市にあるギャラリー&バー
眠夢さんからお声が掛かり、
高校生にして初個展を開催したりなさん。
開催後にお時間を頂き、
再度インタビューを受けてもらいました。

DMで個展の話をされた時はどんな思いでしたか?

え、詐欺だと思いました 笑。めちゃくちゃ嬉しいのと信じられないのと。あとそれまではSNS投稿用の作品が多かったので、展示する作品があんまりない!って感じもありました
個展開催時の眠夢さんのインスタ↓
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なにを想って作品を制作したか


個展の話が決まってから、展示用にたくさん作品を制作したんですね

名刺とか注意書きとか、細かいものも含めると1か月で40個くらい作りました

ものすごい数ですね!制作する時にはどんなことを考えたり、イメージしていたんですか?


自分の世界を作らないといけない、そして場所(空間)を埋めないといけないと思いました。それだと絵じゃ間に合わないから、立体作品がいいかなって

自身の世界観で場を埋めたいという想いはりなちゃんらしいですね

他にも立体だと触れるし、組み合わせたりもできる。作品が放つエネルギーも立体の方があるかなとか色々な面で立体の方が都合がよかったです

なるほどですね。その他にも個展に際して考えたことはありますか?


さっきのと似てるんですけど、余白を残す余裕がない!って感じで作品(世界観)をパンパンに詰め込みたいって思ってました

余白を残さないですか、ものすごいエネルギーですね。ちなみにりなちゃんにとって「余白」ってどんなものですか?

えーと…「主役を目立たせるもの」って感じですかね

なるほど!(余白への考え方が面白い)
個展のテーマは?


では今回の個展のテーマを教えて下さい

17歳、女子高生、女の子…あと青春、少女性、恋愛、プラトニックみたいなのをイメージしています

今の自分の肩書きみたいなのと掛け合わせてる感じですかね?

私自身が(一般的な)17歳の女子高生と離れたい、縁を切りたい、イメージから逃げたいと思っていて、そうではない自分をもっと見て、感じてって思いながら制作しました

通念的な女子高生として私を見ないでって感じですかね。りなさんにとって女子高生ってどんなものですか?


みんな、なにがしたいの?って思います。みんなで一緒にイオンモールに行って、プリクラ撮って、クレープ食べて、ひたすら鏡を見て、スカートを折ったりして…。なにを目的に、みんながなにを考えて生きているのかわからない

10代の子達特有の、個じゃなく集で動く感じが苦手なんですかね

いや、でも興味はあるんです。なにを考えて生きているか分からないから見てて楽しい。子供から大人に変わる時期の1番美しくて、愛おしい存在だなって思います

りなちゃんも同じ世代の子でありながら、完全に「女子高生」や「青春」というものを俯瞰的に見ている感じですね。不可解な存在だけれど、それが故に愛おしいんですね
作品が売れた


個展の反響はありましたか?

SNSではほとんどのフォロワーさんが東京とか関東の人だったので、もっと脚を運んでもらえるように頑張らないとと思いました。あ、でも作品が1つ売れたんですよ

え、すごい!売れた時はどう思いました?

寂しかった。あと「あ、それ買うんや」って自分が思ってないところで価値がついたのが面白かった。自分のアイデアがお金に変わったんだなぁって

作品が売れたことに対する喜びみたいなのは?

うーん、作品がお金になった!みたいな喜びではなくて、制作したものにわざわざお金を使うんだ!なんかすげぇみたいな感じ(うまく言葉にならない)
個展を振り返ってみて


では個展を振り返ってみてどうでしたか?

もっとできたかなぁ…って思ってます

そうなんですね。今回のを100点満点で採点すると何点くらいですか?

うーん…43点

その心は?

客観的に見たら、もっと努力して、もっとストイックに制作できたのかなと思ったりします。でも初めてにしては自分らしさ、世界は表現できたかなとも思うので43点です
最後に


では最後に、この記事を読んでいる人にメッセージはありますか?

自分が趣味でやっていたことが周りを巻き込んで、個展を開くことに繋がったのはとても嬉しいです。感謝です。今後も私は命を削って、努力しまくって、見て下さる方々に新しい世界を見せます!

命を削ってですか。最後まで溢れんばかりのエネルギーを見せてもらったように感じます。今日は本当にありがとうございました。
インタビューに協力して下さった
りなさんに厚く御礼申し上げます。
次の個展も既に決まっており、
2026年の5月頃、三重県で開催予定。
今度は絵を中心に、
大型作品を多数制作予定だそうです。
最後まで読んで頂き、
ありがとうございました。