才能がなくても長く続ける意味

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記事の要約
  1. 続けることが大切
    →行動しない人は多い
    →やり抜ける人は少ない
  2. 社会的な成功を手にしても
    →それで回復する人はいない
    →ストレスは解消されない
  3. 結果ではなく過程を褒める

 

この記事は
精神科医の益田裕介Drの動画より、
内容を文字にして解説していくものです。

今回のタイトルは
【才能がなくても長く続ける意味

まだ動画をみてない方は
是非ご覧になって下さい。

この動画は保険医療機関による
動画コンテンツとなっています

 

 

文字の方が理解しやすい方は
ぜひ最後までお付き合いください。




才能がなくても長く続ける意味

 

益田Drは動画冒頭にて
「やはり続けることは意味があること」
とコメントした上で、
星の王子さまの話を持ち出します。

*星の王子様のあらすじを
知りたい方は以下をご確認下さい。

地球の砂漠に降り立った王子は、まずヘビに出会う。その後、王子は高い火山と数千本のバラの群生に出会う。自分の星を愛し、自分の小惑星の火山とバラの花を愛おしく、特別に思っていた王子は、自分の星のものよりずっと高い山、自分の星のバラよりずっとたくさんのバラを見つけて、自分の愛した小惑星、火山、バラはありふれた、つまらないものであったのかと思い、泣く。

泣いている王子のところに、キツネが現れる。悲しさを紛らわせるために遊んで欲しいと頼む王子に、仲良くならないと遊べない、とキツネは言う。キツネによれば、「仲良くなる」とは、あるものを他の同じようなものとは違う「特別なもの」だと考えることだという。

さらにキツネは、あるものに対して他よりもずっと時間をかけ、何かを見るにつけ「それをよすがに思い出すようになること」だという。これを聞いた王子は、「いくらほかにたくさんのバラがあろうとも、自分が美しいと思い「精一杯の世話をしたバラ」はやはり愛おしく、自分にとって一番のバラなのだ」と悟る。

キツネと別れるときになり、王子は自分がキツネと「仲良く」なっていたことに気付く。別れの悲しさを前に「相手を悲しくさせるのなら、仲良くなんかならなければ良かった」と思う王子に、「黄色く色づく麦畑を見て、王子の美しい金髪を思い出せるなら、仲良くなったことは決して無駄なこと、悪いことではなかった」とキツネは答える。別れ際、王子は「大切なものは、目に見えない」という「秘密」をキツネから教えられる。

次いで益田Drは、

僕らはついつい特別であることを
何か特別な才能がある
特別な資質がある
何か人よりも秀でたものがあるから
特別になったと思いがち

と話します。

実際に精神科に来られる患者さんも
「自分には価値がないんだ」
と言われる方もいるようですが、
そういうことではないと。

また、若い人の中には
平凡恐怖を抱える人も多いといいます。

ですが本当に大切なのは
なにか特別な才能・資質の有無ではなく、

  • 続けること、続いていることに意味がある
  • 才能があっても行動しない人は多い
  • やり抜ける人は少ない

と続けることの重要性を説いてくれます。

精神科医ならではの意見

 

加えて精神科医の立場から
治療の面での話として、

お金が手に入った、お金持ちになった
出世した、有名人になった
何でも良いが
そういうことで回復した患者はほぼいない

社会的な成功を手にしたからといって

  • 自分のストレスが解消された
  • 心のモヤモヤが取れた
  • 親子問題が解消した

ということはないと明言しています。

 

評価されにくいこと、
目に見えない「病」とどう戦うのかは
常に考え続ける必要がある

やり抜く力が増すには

 

ではどうすれば続ける力、
やり抜く力を高められるのでしょうか。

重要なのは
結果ではなく過程を評価すること。

子供(自分)に対して

  • 良い結果を残したね
  • お金を稼いだね
  • 才能があるね

などの誉め方は良くないです。

それよりも、
「よく頑張ったね」など
その過程を褒めること。

  • 今やっていることを褒めること
  • 頑張り抜いたことを褒めること

結果はあくまでおまけであって、
大切なのは過程の方。

過程を褒めることでやり抜く力を
高められると益田Drは言います。

そして結果を無視してでも
とにかく続ければ、
結果がついてくるということになると
話されていました。

まとめ

 

まとめ

✓特別な能力や資質を持つことが
重要なのではない

✓社会的な成功を手に入れて
回復した患者はほとんどいない

✓結果よりも過程を大切にする

 

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