男女がちがうことは、
不平等という意味ではない。
アラン&バーバラ・ピーズ
脳科学的に男女で
脳が違うことがわかっています。
アランピーズさんの著書で
全世界で600万部、
42か国でNo.1になったベストセラー
話を聞かない男、地図が読めない女には
男女の脳の違いがユーモアを
交えて解説されています。
そこで今回は科学的に解明されてきた
男女の脳の違いを紹介します。
男女の脳や考え方の違いを解説
![](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2021/07/brain-gf34af418d_1280-1-300x200.jpg)
人類はさまざまな時代を
生き抜いてきました。
しかし、一生物としての進化は僅かで、
その構造は原始時代の頃と
大きくは変わりません。
それは脳についても同じで、
狩りをしていた時代のそれと
本質的には変わっていません。
最初にこちらのMRI画像を見て下さい。
引用:医療法人財団健貢会東京クリニック
これは会話中の男女の脳を
MRIで調べたものです。
女性の脳では左右の脳に加えて
前後の脳も働いているのがわかります。
一方で男性の脳では左側の脳の
僅かな部分しか働いていません。
女性は複数人で話をしていて、
それぞれが違う話題を話していても
理解し合うことができます。
一方の男性はそのような状況では
1つも理解することができません。
女性特有の井戸端会議も
女性だからできる技といえます。
実は会話に限らず、
複数のことを同時にこなすのは
女性の方が得意とされ、
1つのことに集中するのは男性の
方が得意といわれています。
(通訳など聞いた言葉を別の言葉で話す、
高度な脳処理を要求される仕事も
女性の方が多いです)
ではなぜこのような
脳の違いが生まれたのでしょうか?
男女の脳の違いを理解するには、
原始時代の男女が
どのような役割を担っていたかを
考えると理解しやすいです。
狩りをしていた男
![](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2021/07/cave-5975108_640-1.jpg)
原始時代に狩りをしていたのは
女性より力をもった男性です。
狩りをする際には会話ではなく
目配せなどで仲間と意思疎通を図ります。
また、離れたところにいる
獲物を注意深く観察することが
求められます。
このような遺伝子が引き継がれ、
男性は遠くのものを観察する能力が高い
とされています。
逆に、会話はあまり必要ではなかったので
無口の人が多いのも特徴です。
また、狩りをするには
自分の知らない場所を歩いて、
帰ってくることが求められます。
このことから女性よりも男性は
空間認知能力が優れています。
子育てをしていた女性
![](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2021/07/mother-434355_640-1.jpg)
女性は男が狩りに出かけているとき、
洞窟などで子育てをしていました。
子育てでは子供の状態を注意深く観察します。
そのことから近くのものを観察したり、
感情の機微に気付く能力が高くなりました。
また、共同生活をしていたので
会話をする機会も多く、
お喋りになったそうです。
そして女性には子育てと同時に
住居を守る役割もあったので、
外敵がいないか察知するために
周辺視野が広くなったといわれています。
よく髪の毛や化粧など、
女性の些細な変化に男性は
気付かないことが多々ありますが、
その理由は脳の違いにもあったのです。
男女の会話の違い
![](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2021/07/para-3462521_640-1.jpg)
最後は会話の違いについてです。
狩りをしていた男性にとって会話は
問題解決のためのツールです。
つまり男性は本能的に物事を理屈で
考えることに長けているので、
女性特有のオチのない会話は苦手です。
一方の女性にとって会話は
共同生活する上で必要なツールでした。
女性の会話はなにも話の内容だけが
本質ではありません。
話をしている相手の感情や仕草など
非言語的な部分も女性は感じ取れる
能力があります。
よく男は鈍感で女の直感は鋭い
と言われますが、
これも脳科学的に的を得ていますね。
まとめ
![](https://arttayousei.online/wp-content/uploads/2021/07/head-6038894_640-1.jpg)
✓男性は1つのことに集中したり、
物事を理屈で考えることが得意
✓女性は複数のことを同時に行ったり、
非言語的な部分を感じ取ることが得意
✓お互いに協力しあうのが大切
脳科学は男女の脳の特性を
明らかにしてきましたが、
当然どちらが優れているかを
決めるものではありません。
また、男性の脳はこうだから、
女性の脳はこうだからと男女の行動の
自由を奪うものでもありません。
大切なのはざっくりとでも
こういうものなんだとお互いの特性を
把握したうえで協力していくことです。
著者もこのような言葉を本に
記しています。
男女平等は政治や道徳の問題だが、
同質かどうかは科学の話である。
今回紹介した本には
本記事で書いたこと以外にも
男女の違いをたくさん解説しているので、
ご興味ある方は読んでみて下さい。
→科学的に判明している
→遠くを見る能力
→空間認知能力
→感情の機微に気付く
→周辺視野が広い