ローマ美術から中世美術までの学習ポイントまとめ【美術検定対策/西洋➁】

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この記事では美術検定対策として、
ローマ美術から中世美術までの
学習ポイントをまとめました。

美術史の記事とは違い、
要点を絞った解説
途中に確認問題を挟んでいます。

是非、美術検定の学習に
役立てて下さい。

美術史の記事では以下の
ものになります。


美術検定に関するその他の記事はコチラ




美術検定対策(ローマ~中世)

ローマ美術

 

ローマ美術は時代ごとの
代表作を覚えておきましょう。

帝政初期
帝政中期
帝政末期

まず帝政初期の代表作は
プリマ・ポルタのアウグストゥスです。

プリマ・ポルタのアウグストゥス
プリマ・ポルタのアウグストゥス

次に中期の代表作は
コロッセウムトラヤヌスの記念柱です。

コロッセウム
コロッセウム
トラヤヌスの帝の記念柱

コロッセウムにはギリシャ時代の
イオニア式の柱を更に豪華にした
コリント式の柱が使われているのも
ポイントです。

出典:大人になれる本

最後に帝政末期の代表作は
コンスタンティヌス帝の巨像の頭部
ディオニュソスの秘儀です。

コンスタンティヌス1世
コンスタンティヌス帝の巨像の頭部
秘儀荘
ディオニュソスの秘儀

ディオニュソスの秘儀は
ポンペイにある秘儀荘の一室を飾る
壁画の一部です。

確認問題

 

秘儀荘

Q1,図の説明で正しいものはどれですか

1、ポンペイにある秘儀荘の一室を飾る壁画の一部
2、生き生きとした線描で3次元的な像を表現し、短縮法を用いている
3、線遠近法の理論に基づき、深い空間表現が描かれている
4、古典芸術に憧れ古代史の事件を物語るために、厳格な筆致で描いている

1

中世の美術

 

西ヨーロッパで始まった
初期キリスト美術は
395年のローマ帝国分裂を機に
東ヨーロッパのビザンティンと、
476年の西ヨーロッパ滅亡から
始まる初期中世美術に分岐します。

ビザンティンで有名な作品は
アヤ・ソフィア大聖堂モザイクイコン
などです。

アギア・ソフィア大聖堂
アヤ・ソフィア大聖堂
ビザンティン
ユスティニアヌス帝と延臣たち

モザイクとはさまざまな色の石、
ガラス、貝殻などの断片を画面に貼り付けて、
模様や図像を描いた技法や作品をさします。

イコン
キリストのイコン

イコンの語源はギリシャ語で
肖像や類似を意味するエイコンから
きています。

次に初期中世で有名な作品は
ケルト民族による写本や、
カロリング朝での写本です。

ケルズの書
ケルズの書

建築様式と名称

 

建築様式や場所の名称は
問題に頻出しているので、
しっかり確認しておきましょう。

↓バシリカ式↓

バシリカ
バシリカ

↓集中式↓

集中式
集中式

ドーム式バシリカ

ドーム式バシリカ

各部名称

入口と教会堂内部(身廊+側廊)の間にある
前室はナルテックスと呼びます。

聖堂建築についてはこちらの
記事もあわせて読んでおくとよいです。

ロマネスク

 

ロマネスクという言葉はフランス考古学者に
よって19世紀初頭から呼ばれ始めました。
語源は「古代ローマ風の」という意味のロマン
からきています。

ロマネスク時代の教会は
壁が厚く内部空間が暗いことが特徴です。

ピサ大聖堂
ピサ大聖堂
ピサ大聖堂内部
ピサ大聖堂内部

ゴシック

 

ゴシック美術はフランスが発祥で、
その後ヨーロッパ北部を中心に栄えました。
語源はゲルマン系部族の「ゴート」から
きています。

ゴシック時代の教会は
壁が薄くなり、天井が高いことが特徴です。
また、ステンドグラスが多用されています。

サン・ドニ
サン・ドニ
サン・ドニ内部
サン・ドニ内部
シャルトル大聖堂 ステンドグラス
出典:Amazing TRIP

建築技術の発展については
こちらの記事で詳しく書いています。

確認問題

 

ビザンティン

Q1,図はイタリアのラヴェンナにある壁画です。どの様式に属するでしょう。

1、エトルリア
2、ロマネスク
3、ビザンティン
4、ゴシック

3

Q2,キリスト教の聖画像イコンについて正しい説明はどれですか

1、信仰の対象として持ち運びしやすいようにキャンヴァスに描かれた
2、欧米に広く流布した
3、ギリシア語で肖像や類似を意味するエイコンに由来する
4、過去の文化財であり、現在はまったく制作されていない

3

Q3,ゴシック様式の聖堂を飾っていた代表的なものはなんですか

1、モザイク
2、ステンドグラス
3、板絵
4、レリーフ

2
ピサ大聖堂ファサード

Q4,11~12世紀前半に、イタリアやフランスのラテン系諸国に興った建築様式はなんですか

1、ゴシック
2、バロック
3、ロココ
4、ロマネスク

4

Q5,ゴシック建築についてまちがっている記述はどれですか

1、ゴシックという用語は、ゲルマン系部族の名前「ゴート」に由来する
2、鈍重だったロマネスク建築とは違い、高さと明るさを追求した
3、フランスを中心に発達し、ただちにイタリアに伝播した
4、尖頭アーチや交差リブ・ヴォールト、フライングバットレスなどを特徴とする

3

最後に

 

美術検定 勉強

ロマネスク、ゴシックの建築様式の問題は
頻出なのでしっかり覚えておきましょう。

また、語源に関する問題も
よく出題されています。
あわせて覚えておいてください。