ビジネスでアートがなぜ注目されているのか

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記事の要約

☑ビジネスにおけるアートの必要性とは

☑ビジネスと科学、ビジネスとアート

☑再現性がないという強み


 

一流企業の幹部らが美術を学び始めている。

ビジネス界にもアートの必要性が
認知され始めたからである。

しかしなぜ必要なのだろうか。

ビジネスとアート。

その関係性と重要性を解説します。





ビジネスとアート

 

ビジネスとアート

全く別世界のものに
感じるかもしれませんが、
実は古くから密接に関係していました。

別の記事でも解説していますが、
美術には権力を象徴する力があります。

そのため権力者は美術をコレクションし、
そのコレクションは権力者同士の
繋がりを作ることに役立ちました。

時代は変わり、収集したアートをビジネスに
利用する人が出てきました。

・集めたアート作品で美術館などの文化施設を経営

・百貨店のようにアートを販売・集客目的で使う

・新聞社のように美術展企画をビジネスとして使用

アートがもつ人を惹きつける力は
個人だけのものではなくなっていきます。

そしてアートはファッションや不動産などの
商品にも用いられるようになり、
私たちの生活に溶け込むようになります。

このあたりになってくると、
アートにしかできないことの存在に
気付き始める人がでてきました。

ここでは以下のことがポイントです。

・アートは権力の象徴などから始まり、目に見えない部分に価値があった

・絵画など商品としてのアートもあるが、その本質も見えないとこに価値がある(アートに実用性はないから)

・一見、実用性のない部分に価値を見出すことをアート思考と捉えることができる

ビジネスと科学

 

ビジネスと科学

ビジネスの基本は
人の役にたつ商品やサービスを提供する
ことです。

そしてビジネスの傍には科学の進歩があります。

高度経済成長期の日本では、
人の役にたつ商品が飛ぶように売れました。

テレビや冷蔵庫や洗濯機。

どれも科学の進歩の賜物で、
大きなビジネスでした。

科学が生んだ商品で
私たちの生活は大きく変わりました。

現代でも新技術を搭載した
新しい商品が次々に生み出されています。

…が、
実はそれだけでは以前のように商品は
売れなくなってきています。

その理由は、
役に立つものが増えすぎたことです。

科学の進歩で
役立つ商品やサービスが増えた結果
どれでもいい状態になってきているのです。

ファッションを例にすると、
冬でも暖かい洋服(ダウンジャケットなど)
が発明された当時はその有用性がうけ、爆発的に売れました。

しかしその後、
いろんな企業が同じような商品を
売り出します。

すると、どこで買っても
大差ない状況が生まれ、
価格競争(安いものが売れる)
が始まります。

そうなると暖かい洋服の性能自体の
価値はどんどん低くなります。

この事態の解決に、
また新たな技術(科学)を詰め込んだ商品を
売り出すのも1つの手です。

でもお気づきのように
その解決法ではいたちごっこです。

ビジネスと科学は切っても切り離せません。
ただし現代では、科学だけでビジネスが
成り立たなくなっているのも事実なのです。

ビジネスでのアート

 

ビジネスとアート

科学だけで成り立たなくなってきたビジネスに
新たな解決策を提示したのがアートでした。

ビジネスにおけるアートは
人の感性に問いかけ、
その商品(会社)にしかない答えを導き出すことです。

科学のもつ力とは対極にあります。

例えばBMWの場合、
他社の車と比較しても、
飛びぬけた性能はありません。

しかし、他社の車にはない
ブランド力があります。

そしてこのブランド力に
人は価値を感じます。

わかりきった例えかもしれませんが、
すでに現代ではビジネスの基本である
「役に立つ」という基準の中に
目に見えない価値が込められているのです。

有名人がデザインした洋服のように
作り手個人の魅力が価値となって
商品化しているものもあります。

キャンプ用品のように、
便利で快適な生活とは
別の部分に価値を見出したものもあります。

このように、
普段はあまり意識していませんが
私たちの生活にはアートが溢れていて、
ビジネスでもアートが必要不可欠になっています。

創造性を鍛えるには

 

創造性

では、人の感性に訴えかけたり
自分だけの強み(ブランド)になるような
アイデアを生み出す創造性
どうすれば鍛えられるのでしょうか?

創造性を鍛える方法はあります。
しかし、体感するのには
時間が掛かるかもしれません。

5教科のテストのように
勉強したことをすぐに
点数化できるものではありませんし、

筋トレのように
やったぶんだけ成果を体感できる
ものでもありません。

いつだってアートは曖昧です。
答えがありません。

科学のように再現性がありません。

だからこそ価値があります。
だからこそ誰もマネできない力
身につけることができます。

現代ビジネスも、
そんな力を欲しがっているのです。

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まとめ

 

ビジネスでのアート
☑一見、実用性のない部分に価値を見出すことをアート思考と捉えることができる

☑実用性を重視する科学だけではビジネスで成功できなくなっている

☑自分だけの強みを作る創造性を企業は欲しがっている

人は答えがあるものを欲しがり、
曖昧なものを嫌う性質があります。

ビジネスにおいては
科学が出した答えに多数が群がり、
差別化ができなくなります。

そんな時に、
科学とは違う視点からの解決策を
アートは提供してくれます。

これからも、
アートとビジネスは密接に
関わっていくでしょう。

科学の示す答えの価値が希薄化
してきた現代に、
あなたもアートを学んで創造性を
鍛えてみてはいかがでしょうか。